2015年09月06日
中韓「歴史共闘」の面目躍如の朴槿恵大統領 中国機関紙インタビューで「歴史」言及
 韓国の朴槿恵大統領は中国共産党機関紙・人民日報に掲載された4日付の書面インタビューで、「歴史は永遠に残るものであるため、それを認めないことは手のひらで天を覆い隠すことと同じく、自分の能力を過大評価することだ」と述べた、と聯合ニュースが報じました。
 インタビューは訪中前に行われたものだそうです。
 非難対象を明示していないものの、「日本」を指したものであることは一目瞭然。
 まあ、中韓「歴史共闘」の面目躍如ですね。
20150904 韓国臨時政府庁舎の開館式で朴槿恵.jpg
(大韓民国臨時政府庁舎の開館式で祝辞を述べる朴槿恵大統領=4日 青瓦台HPより)
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 ハンギョレ新聞によると、朴大統領はインタビューで、「韓中両国は20世紀始めに日本帝国主義の侵奪に遭った不幸な歴史の経験を共有している」とし、「当時我々の独立抗争は相当部分が中国で展開されたが、その過程で多くの中国国民の支援があったことを私も我が国民もよく記憶していて、長年の友人に対する感謝の気持ちを持っている」と述べたとか。


 朝鮮戦争では、初戦で総崩れとなった韓国軍を米軍(「国連軍」ですが、実態はほぼ米軍)が手助けして、北朝鮮軍を押し返しただけでなく、中朝国境の鴨緑江付近まで追い詰めたにも関わらず、中国が義勇軍(実質的に正規軍である「人民解放軍」)を援軍として送ってきたため、米韓両軍は後退を余儀なくされ、その結果、現在まで南北分断状態が続いているわけです。

 しかも、中国参戦の結果、韓国軍兵士や米軍兵士、民間人らに多大な犠牲が出たのですよ。

 こうした中国の過去には完全に目をつぶり、それより以前の日本統治時代のことだけを問題視(日本は韓国と戦争していませんし、中国のように膨大な韓国人を殺害していないのも歴史的事実ですが‥)し、日本を事実上敵視する「反日」政策を続けてきた朴槿恵大統領と、日本非難報道を展開する韓国メディアの姿勢こそが、まさに「手のひらで天を覆い隠す」行為ですね。


 ちなみに、日本は朝鮮半島統治をめぐり何度も謝罪しており、事実上の賠償金も支払っていますが、中国は知らんぷり。


 本当に、血を流して韓国を守ってくれた米国を裏切り、中国にくっつきたいのなら、朴槿恵氏の責任でそうすればよいだけでしょう。

 韓国は独立国家なのですから、何も、今のようにコソコソした印象を与える振る舞い(例えば、軍事パレード中、周囲が立って参観する中、途中から座るような無意味な行動)をする必要はないと思います。

 「離米従中」するなら、堂々と行動すべきであり、米国政府に対する言い訳(「日本が歴史を歪曲したり、慰安婦問題で誠意を見せないので、国民の反発から日米韓協力が難しい」といった類いの詭弁)に「日本」を利用し、韓国内の反日を煽るのは止めてほしいものですね。


 ちなみに、朝鮮日報によると、中国・上海にある大韓民国臨時政府庁舎が内装と外観を改修し、4日に再オープン。
 朴槿恵大統領も現地を訪れ開館式の祝辞を述べ、芳名録に「先烈(祖国に命を捧げた先人)たちの愛国精神を受け継ぎ、韓半島(朝鮮半島)の平和統一を実現していきます」と書き込んだそうです。


 実は韓国内では、この開館式の件は朴槿恵氏の訪中の大きな「名分」となっています。

 朴槿恵氏を支持する保守層の中には、当然、朝鮮戦争で中国が北朝鮮を助けたことへの反感を持つ人々(主に高齢者層)がいるためでしょう。

 そして、おそらく朴槿恵氏は来月、訪米してオバマ大統領と会談する際、米国の反対を押し切って訪中した言い訳としても、開館式の件を利用するつもりなのだと思われます。
posted by 永遠の旅行者 at 01:16 | ソウル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 膨張中国と対決する日米、従属の韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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