2015年09月04日
朴槿恵大統領の支持率54%に急上昇、セウォル号事故以降で最高に 中国との「蜜月」に異様な盛り上がり見せる韓国
 韓国ギャラップが4日に発表した世論調査(今月1〜3日に調査)結果によると、朴槿恵大統領の支持率は前週に比べ5ポイント上昇して54%になった、と聯合ニュースが報じました。
 支持率が50%を超えるのは、昨年4月のセウォル号沈没事故以降で初めてだそうです。
20150903 中国軍事パレード 青瓦台HP.jpg
(中国人民解放軍の軍事パレード=3日 青瓦台HPより)


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 朴槿恵氏の支持率は先月25日に北朝鮮との南北高官級接触(協議)で緊張緩和に合意して以来、大きくアップしていますが、今回の50%突破は中国訪問の影響であるのは間違いありません。

 聯合ニュースは支持率上昇の要因について「習近平国家主席との『蜜月』を印象づけたことも評価されたとみられる」と分析しています。


 ここ数日の韓国メディアは、中国の抗日戦争勝利70周年記念行事に出席した朴槿恵大統領が中国から「格別の待遇」を受けたと繰り返し報じ、歓迎ぶりを詳細に伝える「お祭り報道」一色でした。

 まるで中国が世界のリーダーであり、習近平氏と並んでひな壇から軍事パレードを参観した朴槿恵氏が「世界の中心」に立ったかのような錯覚を見聞きする者に起こさせるような偏向ぶり。


 特にテレビ各局は、記念行事に欧米主要国や日本が参加しなかった理由や背景については、ほぼ(全チャンネルを見たわけではないので「ほぼ」とします)言及せず、いわゆる「西側」諸国から韓国だけ首脳が参加した事実にも目をつぶろうとするような印象を受けました。

 これは、事前に青瓦台(大統領府)から報道の仕方に関する要請(要は「指示」。新聞に比べ、テレビは政府のコントロールが効き易いので‥)でもあったのでしょうかね。


 まあ、先日も書きましたが、多くの韓国人は「それほど遠くない時期に中国が米国を追い抜いて世界のリーダーになる」と思っており、その中国から「ナンバー2」の待遇を受けたと考え、大はしゃぎなのです。

 常識的に考えても、ロシアのプーチン大統領の方が格上であり、軍事パレードを参観する際にも習近平氏のすぐ隣にプーチン氏が立ち、朴槿恵氏の位置はその横でした。

 しかし、青瓦台の誘導もあるのでしょうが、韓国人、特に韓国メディアは、「朴槿恵大統領だけが習近平主席と単独の昼食会を持った」とか、首脳たちが団体で移動中の写真の中で1枚、習近平氏の真横に朴槿恵氏が映っているものがあったことから、「並び順がプーチン大統領より上の時もあった」といった調子。

 「ああでもない、こうでもない」と勝手に解釈し、内輪で盛り上がっていました。


 本日のケーブル専門局のニュース番組を観ていると、異様な興奮状態だった韓国メディアも少し落ち着き、海外からの目を気にするようになってきた感じです。

 欧米主要国の首脳が不参加だった背景などにも、コメンテーターが言及していたほか、「北(北朝鮮)が韓国に侵攻してきた場合、中国は米国のように韓国の味方をして北を攻撃してくれるのか?最も重要なのは安保だ」という指摘も出ていました。


 有力紙「朝鮮日報」は「中国の『大国崛起記念ショー』に出席した朴大統領」と題した社説で、「朴大統領の参加で韓中関係は間違いなく新たな段階へと発展したが、その一方で韓米関係をはじめとする他国との外交関係ではさまざまな面で影を落とし、それは間違いなく今後の不安要因になるだろう。われわれはこの点を決して見過ごしてはならない」と警鐘を鳴らしました。



posted by 永遠の旅行者 at 18:13 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 膨張中国と対決する日米、従属の韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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