2015年08月21日
北朝鮮軍の砲撃は2回、砲弾はDMZ南側に落下 韓国大統領府高官に「宣伝放送中止拒否なら軍事的行動」と警告書簡

 北朝鮮が撃ってきた砲弾は2発だったそうです。
 聯合ニュースによると、韓国軍合同参謀本部は20日、北朝鮮軍による砲撃を受けて記者会見を開き、砲撃は同日午後3時53分と4時12分の2回にわたって行われたと発表しました。
 韓国軍当局は1回目の砲撃では14.5ミリの高射砲1発が、2回目の砲撃では直接照準火器の76.2ミリ砲数発が発射されたと推定しているそうです。


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  砲撃を受けて韓国軍が応戦しましたが、合同参謀本部の説明では、北朝鮮に向けて155ミリ砲弾数十発を警告射撃しました。


 聯合ニュースは韓国軍関係者の話として、1回目の砲撃の砲弾は山中に落ちたため確認できておらず、2回目の砲撃では砲弾は南北軍事境界線の南方700メートルの地点(南北非武装地帯=DMZ=の韓国側区域内)に落下したと報道。

 DMZ内の落下地点は北朝鮮向け宣伝放送に使う拡声器から数キロ離れた地点のため、韓国軍は北朝鮮が拡声器を狙って砲撃したものではないと分析しているそうです。

 北朝鮮側が砲撃後、北朝鮮向け宣伝放送を中止するよう要求してきたことについて、この韓国軍関係者は「現在時点では放送はそのまま行う」との方針を示しました。


 また聯合ニュースによると、北朝鮮が本日午後4時50分ごろ、軍事境界線のある板門店の南北連絡官を通じて金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党書記(統一戦線部長)名義の書簡を青瓦台(大統領府)の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長(閣僚級)宛てに送付してきました。

 北朝鮮は書簡で、韓国の対北朝鮮宣伝放送が宣戦布告であると主張し、放送中断などの実質的措置を要求。
 こうした措置が取られなければ軍事的行動を開始すると威嚇しました。

 さらに「現在の事態を収拾し、関係改善の出口を開くために努力する意思がある」と説明したとか。

 韓国政府はこれについて「北の書簡送付はわれわれに対する砲撃挑発とともに行われたものであり、先日の北の地雷による挑発で状況が悪化したという問題の本質を糊塗するためのもの」と指摘。
 「政府は北の砲撃挑発など誤った行動に対しては断固として対処していくという原則により、強力な措置を取る」と強調したそうです。


 朴槿恵政権は、北朝鮮の挑発行動に「断固とした姿勢」を示していますが、金正恩第1書記はどう出てくるでしょうか?

 北朝鮮が表明した「軍事的行動」というのは、とりあえず韓国政府と韓国民の恐怖を煽り対北朝鮮政策をめぐる国内対立を激化させることを狙った単なる脅しか、それとも実際に延坪島砲撃(2010年)のような局地的な軍事挑発の準備を整えているのか?

 宣伝放送を停止するかどうかの決断を下すため、韓国に与えられた時間は48時間で、22日(土曜日)夕方が期限となります。



posted by 永遠の旅行者 at 00:15 | ソウル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金正恩の北朝鮮、愛憎渦巻く韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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