2015年08月17日
ロッテ持ち株会社の株主総会終了、創業者次男の経営権確認 お家騒動の火ダネ残り問題山積

 日韓を股にかけて事業を展開するロッテグループの経営権をめぐり、創業者の長男と次男が激突する「お家騒動」。
 本日はグループの持ち株会社「ロッテホールディングス(ロッテHD、本社東京)」の臨時株主総会が開かれ、日韓両国のメディアが結果を注目していましたが、聯合ニュースによると、グループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の次男でロッテHDの代表取締役副会長、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏が引き続き経営を主導していくことが確認されたそうです。
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 グループ各社による複雑な株の持ち合い構造によって、ロッテHDを支配する者が実質的にグループ全体の経営権を握ることが出来るので、本日の株主総会の結果、今回の騒動は「次男・東彬氏の勝利」ということで間違いなさそうです。

 今年1月にロッテHDの副会長を解任され、グループの経営から次々と排除された後、父親である創業者の格浩氏を前面に立たせ反撃を試みた東主氏も、本日の株主総会を「天王山」と位置付け、勝利へ自信を見せていたものの、結局は大勢を覆すことが出来ませんでしたね。


 韓国内のグループ企業については「ホテルロッテ」が持ち株会社の役割を担い、ホテルロッテの大株主は12社ある日本の「L投資会社」(もともと創業者の格浩氏が代表)でしたが、東彬氏が今月に入って「L投資会社」の単独代表取締役に就任。

 自らの基盤である韓国ロッテに対する支配力を万全のものにしました。


 ただ、長男の東主氏が保有するグループ企業の株の比率は、東彬氏とほぼ同じ。
 このため東主氏氏が依然としてグループ内で一定の発言権を確保している状態にも変化はありません。

 今年1月にロッテHDの副会長を解任された東主氏が起こす可能性のある訴訟にどう対応するのかなど、懸案が山積しているのは十目の一致するところ。

 そういう意味では、「お家騒動」の火種は残っていると言えます。


 また、今回の経営権をめぐる兄弟の争いの過程で浮き彫りになった「日本企業ロッテ」というイメージは、韓国社会で大きな反発を引き起こしました。

 韓国ロッテについては韓国内の資本で支配するようにすればよいのでしょうが、株の持ち合い構造を変えるのは容易ではなく、日韓両税務当局が目を光らす中、下手をすれば脱税や申告漏れなどの疑いをかけられる恐れが十分にあるでしょう。

 「ロッテ問題」がまだまだ続くのは確実ですね。





posted by 永遠の旅行者 at 17:50 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | お家騒動のロッテ、「韓国企業」宣言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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