2015年08月07日
北朝鮮、日本標準時時から30分遅らせた「平壌時間」制定し終戦の日に施行 韓国は「日本と同じ」に固執

 北朝鮮の最高人民会議常任委員会は5日発表の政令で、同国の標準時を現在より30分遅らせ、「平壌時間」と命名することを決定しました。
 日本の植民地支配からの解放70年となる今月15日から適用する方針。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信が7日伝えた、と聯合ニュースが報じました。


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 韓国でも2013年11月に、与党セヌリ党の国会議員、趙明哲(チョ・ミョンチョル)氏が、現在日本の標準時にあわせている韓国の標準時を30`分遅らせ、韓国固有の標準時に変更する「標準時に関する法律」の改正案を発議したことがありますが、あまり話題にはなりませんでした。

 聯合ニュースによると、趙氏は当時、「日本帝国主義の残りかす(である現在の標準時)から抜け出す機会だ」と主張し、「領土主義と歴史を再度、確立して失った時間を取り戻し、国家のアイデンティティーと国民の自尊心を取り戻さなければならない」と訴えたとか。

 韓国は1908年に東経127.5を標準子午線に制定。日本統治時代の12年に日本標準時に統一され、1954年に再び127.5度に戻されたが、61年に再び135度に変更しているそうです。


 日の出や日の入りの時間など気象の実態から考えれば、日本標準時から後ろにずらした方が現実的なのですが、韓国人は「標準時が日本より遅くなるのは許せない」という意識が強いらしく、例によって独りよがりの「脳内」競争心から、かなり無理をしてでも「日本と同じ」に固執している印象。

 趙明哲氏はもともと北朝鮮で生まれ育った「脱北者」なので、韓国人とは発想が少々違うのでしょうね。


 ところで聯合ニュースによると、北朝鮮の発表を受け、韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は7日の定例記者会見で「長期的に南北の統合や同質性回復などに支障をもたらす」として懸念を表明しました。

 報道官は「(標準時子午線が自国を通っていない場合)国際的に近隣国の子午線を使うことになっている」と指摘。
 韓国には子午線が通っておらず、中国と日本を通る子午線の中間にあることから、一般的な国際慣例に従い東側にある日本の子午線を使っている、と説明したそうです。
 さらに、標準時を変えれば追加コストが発生し、金融や航空など多方面で損失が出るとの見方を示しました。


 北朝鮮の突然の決定を受け、韓国内の親北朝鮮勢力から「標準時変更」の声が出るかもしれませんが、前述の感情的な問題のほか、「日本と同じ」であることから得られる経済的実利も考えれば、韓国人の大勢は「現状維持」でしょうね。


posted by 永遠の旅行者 at 17:32 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金正恩の北朝鮮、愛憎渦巻く韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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