「ソ・ウナ」に成り代わっているビョン・ジスク(スエ扮)は、彼女の正体を知っても愛に変わりが無いことを再確認した「夫」のチェ・ミヌ(チュ・ジフン扮)と力を合わせ、韓国有数の財閥「SJグループ」乗っ取りを企むミン・ソクフン(ヨン・ジョンフン扮)と対決しますが、逆に罠にはめられたジスクは別荘に閉じ込められ、燃えさかる炎の中、絶体絶命のピンチに立たされました。

木曜日の第18話の視聴率(AGBニールセン調べ)は12.7%と、またまた自己最高を更新し、他局ドラマを大きく引き離したまま来週の最終回に向けラストスパートです。
部分肝移植の手術当日に容体が急変して亡くなった母親の葬儀を済ませたジスクは、ミヌが側で見守る中、母親の遺品を整理しながら昔のことを思い出し、涙を流しました。
そして、「自分がここまで来たのは、カネがあれば家族も幸せになれると思ったからだったが、それは間違っていた。結局は自分のためだった」と自責の念を吐露し、ミヌが「そうではない」と慰めます。
ジスクの母親の部分肝臓をめぐっては、手術当日、ドナーとなるはずだったジスクの弟にアレルギー症状が出て移植が不可能になりました。
彼はピーナッツアレルギーを抱えており、前日、ミヌの腹違いの姉であるチェ・ミヨン(ユ・イニョン扮)が弟に会いに来たことを知ったジスクは「ミヨンが裏で何かやったのではないか」と疑い、財閥一族の豪邸内にあるプール脇に彼女を呼び出して真相を問いただします
ミヨンはジスクの弟にピーナッツ粉末を入れたコーヒーを飲ませたのですが、ジスクに対しては「何も知らない」としらを切りました。
ジスクとミヨンが言い争う中、ジスクがプールに落ちそうになった際、ミヨンが手を掴んで事なきを得ましたが、このシーンを目撃したミヌは、ウナがプールで溺れた当時の記憶を取り戻しました。
当時、助けを求めるように差し出したウナの手をミヨンがふりほどき、薬を飲まされて体の自由が効かないウナ(この薬もミヨンがメイドに指図して飲ませたものですが‥)がプールに落ちても助けようとせず見殺しにしたのです。
ジスクはミヨンの夫ソクフンに電話し、彼女の弟にアレルギー症状を起こさせるようミヨンが工作したことを知っているかどうか問いただすと、ソクフンは「ミヨンは自分の指示通りに動いた」と嘘を言います。
さらに、これ以上勝手な行動を取れば父親や弟の身にも危険が及ぶことになる、とジスクを脅しました。
このままではミヌを含め、自分の愛する家族を守ることが出来ないと考えたジスクは、ソクフンを司法の手に委ねることができるような決定的な証拠を得るため、罠をかけることを計画。
ソクフンに対し、自分が「ウナ」としての生活に別れを告げ、別の人間として新しい人生を送りたくなったので、「ウナ」が死んだように偽装し、自分には新しい身分を作って欲しいと依頼します。
交換条件は、「ウナ」が死後に全財産をソクフンに譲渡することを約束した遺言状を残すことです。
実はジスクは、ソクフンが「ウナ」を殺害した罪で逮捕され、司法の裁きを受けるようにするつもりで、こうした提案をしたのですが、この計画がミヨンに発覚。
人里離れた財閥一族の別荘に到着したジスク、ミヌ、ソクフン、ミヨンの4人は、ワインを飲みながら歓談しますが、ジスクのワイングラスには睡眠薬が塗られており、彼女は眠りに落ちてしまいます。
ミヨンがミヌを外に誘い出した隙に、ソクフンはジスクを「偽装」ではなく、本当に殺そうと考えていました。
ミヌの動きを封じるため、ソクフンの部下がミヌを気絶させ、ボートに乗せて湖の中に浮かべます。
これは、幼い頃に水に落ちた自分を助けようとして母親が溺死したことがトラウマになり、ミヌは水を極度に怖がっているため、彼がジスクを助けに行けないようにする措置。
ソクフンは部下に命じ、別荘にガソリン(灯油?)をまいて放火させ、ジスクが眠っている部屋も炎に包まれました。
ようやく目覚めたジスクですが、ドアには外側から鍵がかけられて脱出できず、部屋には炎と煙が充満した状態で、ついに力尽きて倒れてしまいました。
ジスクに危険が迫っていることを感じたミヌは、勇気を振り絞って水に飛び込み、岸辺に向かって泳ぎ出したところで「次回に続く」となりました。
ジスクの運命がどうなるか。
ストーリー構成上、死ぬことはないでしょうが、先行きの予想が立てにくく、どんでん返しが多いドラマだけに、ハラハラですね。





















