2015年07月18日
サムスン、ヘッジファンドの「攻撃」防ぐ 持ち株会社の合併問題
 韓国最大財閥のサムスングループが持ち株会社再編のため「第一毛織」と「サムスン物産」の合併を進める中、サムスン物産の大株主である米ヘッジファンド「エリオット・マネジメント」がこれに真っ向から反対し、双方が全面衝突を繰り広げた問題。
 韓国メディアは「サムスンに対するヘッジファンドの攻撃」と刺激的な報道を展開し、両者の対決は国中の注目を浴びましたが、最終的にサムスン物産が17日の臨時株主総会で、第一毛織との合併をどうにか可決し、計画通り持ち株会社の再編を断行できることになりました。


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 ここまでの経緯を説明した記事はこちら


 今回の決議、サムスンとエリオットの双方が自身と自派の機関投資家の保有株だけでは足りず、個人株主にまで「味方」になるよう同意を取り付ける激しい攻防戦を展開した結果、聯合ニュースによると賛成率は69.53%。

 賛成票を投じたのは、サムスングループの系列会社・特殊関係人(持ち株比率13.92%)、韓国企業のKCC(5.96%)、国民年金公団(11.21%)などで、同公団以外の韓国機関(11.05%)の大半も賛成に回った模様。
 一方、反対したのはエリオット(7.12%)と米ファンドのメイソンキャピタル(2.18%)を含めた外国人投資家などで、総会ではエリオットが提案した現物配当も否決されたとか。

 第一毛織も同日の株主総会でサムスン物産との合併を可決しており、両社が9月1日付で合併することが正式に決まりました。


 これでサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が事実上の持ち株会社である合併後の新会社「サムスン物産」(継承法人は「第一毛織」ですが、名称は「サムスン物産」)の筆頭株主となり、グループ全般に対する支配力を強め、後継者としてのグループ継承作業は大詰めを迎えました。


posted by 永遠の旅行者 at 02:44 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 格差と対立の韓国社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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