2015年07月09日
朴槿恵大統領から「裏切り者」と非難された与党院内代表が辞任
 昨日の話しで恐縮ですが、韓国与党セヌリ党の劉承旼(ユ・スンミン)院内代表が8日、党議員総会の辞任勧告を受け入れて院内代表を辞任しました。
201507 辞任迫られるユスンミン院内代表 CA.jpg
(記者に囲まれる劉承旼氏 チャンネルAの映像より)


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 前にブログで取り上げたように、法案処理をめぐり朴槿恵大統領が劉承旼氏を念頭に「裏切りの政治」などと厳しく批判し、事実上の辞任要求を行いました。

 彼は当初、あくまで留任する意向を示していましたが、結局は大統領の圧力に屈したわけです。
20150708 辞任会見のユスンミン SBS.jpg
(記者会見で院内代表辞任を表明する劉承旼氏=8日 SBSの映像より)

 今年2月に院内代表に就任した劉承旼氏はもともと朴槿恵氏の側近でしたが、袂を分かった後は「非朴槿恵」系議員として活動し、朴槿恵政権に厳しい苦言を連発する「与党内のご意見番」のような存在でした。

 「裏切り者」を決して許さない性格の朴槿恵氏からすれば、政権のやることにアレコレ文句を付ける劉承旼氏は極度に気に障る存在だったのでしょう。


 朴槿恵氏はこれで、再び与党の主導権を握り、政府・与党が一体となった国政運営を行う基盤を整えたと言える反面、劉承旼氏の進退問題をめぐり党内で意見が激しく対立、「親朴槿恵」派と「非朴槿恵」派の確執が深まったことから、来春の総選挙への影響も心配されます。


 劉承旼氏は韓国メディアに対し、「親朴槿恵」派の強い辞任要求にもかかわらず、約2週間にわたり辞任を拒んだ理由について「政治生命を懸け、韓国が民主共和国であることを明言した憲法1条、1項の厳格な価値を守りたかった」と述べたそうです。


 今回の政治劇について、朴槿恵大統領の独善的な行動に警鐘を鳴らすメディアも少なくありません。

 特に左派のハンギョレ新聞は、社説で「大統領が国会多数党の院内代表を、自分の気に入らないからといって追い出す体制が本当に民主主義であるのか、改めて問い直さざるを得ない」とし、「大統領制とは、三権分立と、国会による行政府けん制という大きな柱の上で誕生した政治体制。これを否定する瞬間、大統領制の基盤である民主主義は根こそぎ崩れてしまう」と強調しています。


posted by 永遠の旅行者 at 21:53 | ソウル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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