2015年06月28日
北朝鮮侵攻防ぐ南北境界の地雷、韓国軍兵士らに多大の被害 梅雨で流出、民間人に危険も

 韓国では、南北非武装地帯で警戒活動をする兵士が地雷を踏んで死傷する事故が恒常的に起きています。
 さらに、梅雨の季節には埋設された地雷が土砂の流出や増水した川の流れとともに、非武装地帯の外まで押し出されるケースも多発。
 付近に近づいた民間人が事故に遭う危険性も指摘され、対応が課題となっています。


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 一方で、北朝鮮との境界地域に大量に埋設された地雷は、北朝鮮の朝鮮人民軍による韓国侵攻に備えた「第1次防衛ライン」であり、重要な「防護装置」の役割を果たしています。


 南北全面戦争が起きる場合、まず北朝鮮が韓国との境界地域に集中配備している多連装ロケット砲でソウル首都圏を「火の海」にするなどの奇襲攻撃で「開戦」となる可能性が大きいと見られます。

 さらに弾道ミサイルで在韓米軍と韓国軍の基地をたたいた後、大量の戦車部隊を中心とした地上兵力を南進させるはずですが、非武装地帯の地雷があれば、韓国侵入には相当な時間を要するため、米韓両軍はこの間に体制を立て直すことが可能となります。


 こうした事情から、国際的な地雷禁止の流れの中でも、米国はこの地域の地雷撤去だけは強く拒んできた歴史があります。

 AFP通信によると、韓国軍は、朝鮮戦争(1950〜53年)の期間中と休戦協定の調印後、北朝鮮軍の侵入を防ぐため北朝鮮との境界付近に設置された地雷は80万個以上と説明。
 ただ、地雷禁止活動家らは、その数を100万個以上と推計しているそうです。


 ちなみに、南北非武装地帯の北朝鮮側には当然、北朝鮮が大量の地雷を埋設しています。
 やはり梅雨の時期にはこの地雷(特に「木箱地雷」)が流出し、韓国側の河川一帯や海岸にまで流れてくることがあるため、韓国軍が付近の住民や観光客らに注意を呼びかけています。


posted by 永遠の旅行者 at 16:03 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金正恩の北朝鮮、愛憎渦巻く韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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