2015年06月27日
中国、インフラ投資で日本に対抗措置 6兆円の新ファンド、AIIBなど使い経済覇権狙う

 中国がアジアのインフラ建設に向け、総額3千億元(約6兆円)の投資ファンド設定を決めたというニュース。
 日本政府が5月、アジア開発銀行(ADB)と連携し、今後5年間に1100億ドルのインフラ投資を行う構想を打ち出したのを受けた対抗措置ですね。


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 例のアジアインフラ投資銀行(AIIB)は今月29日に北京で設立協定署名式が行われる予定で、これが資本金1千億ドル(約12兆4千億円)。
 中国はさらに、昨年12月に400億ドルで設立された独自のシルクロード基金も備えており、3つを最大限に活用して、日米が握ってきたアジア地域に対する金融・経済覇権をもぎ取る構えのようです。

 もっと言えば、アジアでの覇権拡大を足がかりに、米ドルの基軸通貨体制を支える現在の世界金融秩序の再編に拍車をかける意図を持っているのは確実。


 西太平洋の海洋覇権をめぐる争いだけでなく、金融・経済秩序をめぐっても、日米連合が中国と熾烈な闘いを繰り広げるのが日常的な風景になっています。


 ちなみに中央日報によると、AIIBの出資比率は、中国が29.7%と最大で、議決権(投票権)でも25.58%を確保し、事実上の拒否権行使が可能に。
 中国以外の国の出資比率はインド(8.3%)、ロシア(6.5%)、ドイツ(4.4%)の順。
 韓国は3.74%で議決権3.5%を確保し、参加国のうち5番目とか。

 韓国政府や主要メディアはつい2、3カ月前まで、AIIBについてバラ色の夢を語り、「本部をソウルに置くよう提案」「韓国から副総裁を出す」と浮かれまくっていましたが、結果は上述の通り。

 今では韓国メディアも、AIIBにほとんど触れなくなりました。
 AIIBをめぐる記事がたまに出ても、「米中の間で苦悩する韓国」という脈絡です。


posted by 永遠の旅行者 at 16:21 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 膨張中国と対決する日米、従属の韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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