2015年06月24日
安倍政権に慰安婦、戦後70年談話で要求受け入れ迫る韓国有力紙 国交50年行事への首脳相互出席は歓迎 日韓交渉は対北朝鮮と同じ心構えが必要
 安倍首相と朴槿恵大統領が22日に、東京都ソウルで開催された相手国主催の日韓国交正常化50周年記念行事に相互出席したことについて、韓国メディアは概ね歓迎する論調でしたが、その一方で慰安婦問題の解決(要は韓国の要求の完全受け入れ)と、安倍首相が8月の戦後70年談話で植民地支配に対する「真の謝罪」を行うことを強く要求しています。
20150623 国交祝賀行事出席の朴槿恵 CA.jpg
(ソウル市内で開かれた日韓国交正常化50周年記念行事に出席した朴槿恵大統領=22日 チャンネルAの映像より)


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 これは韓国の官民挙げての当面の目標が、慰安婦問題で日本から「国としての謝罪と賠償」を引き出すことと、安倍談話に謝罪表現を盛り込ませることにあるという点をよく示していますね。


 慰安婦問題をめぐっては、「政府予算を使った慰労金」が日本の妥協できるギリギリの線であり、これすらもかなりリスクの多い「賭け」の要素が残ります。

 ましてや「国家賠償・補償」や「国としての補償」を行った場合、日韓国交正常化時の請求権協定が事実上、空文化し、韓国政府と「反日」市民団体の狙い通りになってしまうのは確実です。


 日本が「国家賠償・補償」を行ったことを根拠に、韓国政府や市民団体などが今後、あらゆる分野で日本政府と関連企業などを相手に植民地支配に絡む賠償要求を突きつけ、対日「外交戦争」を展開すると共に、山のような裁判を起こしてくるのは確実。

 結局、韓国に対し、未来永劫にわたって日本に謝罪と賠償を要求する根拠をプレゼントするだけに終わり、日韓関係改善に役立つどころか、最終的には両国民の感情的なもつれがさらに悪化し、日韓関係は完全に破綻する危険性が高まるでしょう。


 慰安婦問題をめぐり、日本が政治決着のため韓国側に「配慮」して出した当時の河野官房長官談話が、後に韓国政府にどれだけ「悪用」されたかを考えれば、十分に理解できますね。


 また、慰安婦問題をめぐるいかなる合意にしても、韓国政府が公式に「慰安婦問題の終結」を宣言し、国際社会での日本非難活動を完全に止め、日本大使館前の慰安婦「少女像」を撤去し、実行を保証する措置を確保できない限り、「無効」となるよう注意すべきです。

 過去に散々だまされたのですから、韓国政府を簡単に信じたりせず、あくまで「行動対行動」の原則で対応する必要があります。


 結局、考えてみれば、歴史問題をめぐる韓国との外交交渉は、核問題をめぐる北朝鮮との交渉と同じです。

 北朝鮮は米国を相手に体制保証を引き出す手段として「核カード」を振り回し、サラミ戦術により「小さな譲歩で、より大きな支援を獲得」することに全力を挙げる一方、裏では核・ミサイル戦力の強化にひた走り、歴代の米政権は完全にだまされました。


 北朝鮮が「核カード」を手放す気がないように、韓国が容易に「歴史カード」を放棄するはずがありません。

 安倍政権は慎重に行動するとは思いますが、日本国民としての監視が不可欠ですね。


 以下に韓国人の発想がよく分かるので、韓国メディアの社説を引用しておきます。
 まず中央日報は昨日の社説(抜粋)です。

 日本の近代産業施設の世界文化遺産の登録時に、強制徴用の事実を反映することにしたというのは歓迎に値する。
 しかしこれで充分ではない。
 慰安婦強制動員の認定と終戦70年談話における謝罪と侵略の表現の水準などはるかに重い事案で、進展が見えないためだ。

 安倍首相は過去の歴史の整理は冷遇したまま「今後50年を見通して両国の新しい時代をつくり出そう」と提案した。
 両国首脳の認識が平行線をたどるならば、首脳会談が容易ではないのみならず、無理にしたところで真の関係回復ははるかに遠い。

 安倍首相の歴史認識が変わらないまま、何もなかったかのように両国首脳が向き合うことは難しい。
 朴槿恵大統領もやはり関係正常化を模索するものの、日本の誤った歴史認識と侵略美化政策に対して絶えず問題点を指摘して直すようにしなければならない。
(ここまで引用)


 次に朝鮮日報の昨日の社説です。

 韓日関係が今新たな転機を迎えているのは間違いないが、それだけで本当の関係正常化に至ったわけではないことを、韓日両政府は忘れてはならない。
 日本メディアは韓国が外交面での孤立と経済面で窮地に追い込まれた状況から脱却するため、今になって日本に近づいてきたという見方を示している。
 これは韓日関係を以前と同じように、一方が何かを得れば他方が失うという「ゼロサム」の観点から見詰める間違った考え方であり、現実とも到底相いれない。
 これまでも、このような考え方や態度が韓日関係を難しくしてきたのだ。

 今後、韓日関係が実質的な進展を示すためには、何よりも安倍内閣が韓日関係の最大の懸案である従軍慰安婦問題でいかなる態度を示すかが重要だ。
 高齢となった元慰安婦女性たちはもちろん国際社会全体を驚かせるような成果が出せるよう、両国は知恵を結集しなければならない。
 また日本帝国が滅んで70年となる8月15日に、安倍首相は新たな談話を発表する予定だが、この談話において安倍首相は日本が本当に変わったことをあらためて示す必要がある。
 その第一歩は日本による植民地支配と侵略戦争に対する真の謝罪の言葉を明確に発することだ。
(ここまで引用)


posted by 永遠の旅行者 at 07:58 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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