2015年06月22日
海自P3C哨戒機、共同訓練でフィリピン入り 対中国連携アピール、南シナ海の監視活動参加へ布石か
 南シナ海問題をめぐる日本の対応は、粛々と進んでいますね。
 災害訓練名目ですが、海上自衛隊のP3C哨戒機がフィリピン軍との共同訓練のため南シナ海に面するフィリピンの島に入りました。


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 以下は共同通信の報道です。

 海上自衛隊のP3C哨戒機1機が21日、フィリピン軍との共同訓練のため、南シナ海に面する同国西部パラワン島プエルトプリンセサに到着した。自衛隊の部隊が同島に入るのは初めて。南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で岩礁埋め立てを進める中国を念頭に、フィリピンとの連携の強さを示す機会となる。

 P3Cでパラワン島入りしたのは、鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)の第1航空群所属の隊員約20人。23日からはフィリピン軍の要員も機内に乗り込み、西沖の南シナ海の公海上空で飛行する予定。今回の訓練名目は災害時の人道支援や捜索救助活動。2月に海自トップとして同島を初訪問した武居智久海上幕僚長は、警戒監視活動は「想定していない」としている。

 日本とフィリピンは6月4日に東京で開かれた首脳会談で、防衛装備品・技術移転の協定締結に向けた交渉開始に合意した。
(ここまで引用)


 どうですか。

 今回の訓練、名目は災害時の人道支援や捜索救助活動ですが、南シナ海の岩礁埋め立て(いわゆる「人工島」建設)で緊張を高める中国をけん制する意図があるのは明白ですね。

 いずれ自衛隊が米軍とともに南シナ海のパトロール活動に参加することも想定し、今回は「事前の準備活動」という意味もあるのではないでしょうか。


 産経新聞によると、高い警戒監視能力を誇る海上自衛隊のP3C哨戒機も、航続距離が短いため、日本から直接、南シナ海の監視活動に出向くのは現実的に難しいとか。
 海自第5航空群司令部(那覇市)所属のP3Cが現地に向かうには片道4時間。
 P3Cの標準的な航続時間は10時間とされることから、警戒監視に充てられる時間はわずか2時間しかない計算になるからです。

 そこで、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処活動を行う海自P3Cが中継地としている、フィリピンの旧米空軍クラーク基地を活用する案もあるとか。


 いずれにせよ、今回の共同訓練を契機に、日本が南シナ海問題に対する関与を一段と深め、自衛隊の直接投入を事実上、開始したことは確かです。



posted by 永遠の旅行者 at 01:30 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外から見る日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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