2015年06月22日
日韓外相、世界文化遺産登録の協力で一致 韓国は「登録阻止」放棄、日本の妥協案受け入れ

 日韓外相会談では、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録問題が焦点でしたが、韓国が登録を目指す自国の遺産を含め、日韓両国が互いに協力していくことで一致したそうです。


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 どういうことか、少し分かりづらいですね。

 韓国の聯合ニュースは「(朝鮮半島出身者の)強制徴用の事実を反映させることで事実上合意した」と報じていますが、根拠となるファクトは記されていません。


 尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は会談後、記者団に対し、この問題について「協議を通じて円満に妥結するという共通認識を持ち、緊密に協議することにした」とし、「世界遺産委員会の責任ある委員国として、この問題について協力することにしたため、近いうちに両国代表が協議を行った際には詳細を公表できると思う」と説明しただけです。


 韓国メディアによると、韓国政府はこの問題をめぐる最近の日韓協議の中で、朝鮮半島出身者が「強制徴用された事実」を直視し、「強制徴用が起きた施設」に表示板などを設置して、「歴史的事実」を知らせることを日本側に要求していました。

 聯合ニュースが今回、「(朝鮮半島出身者の)強制徴用の事実を反映させることで事実上合意した」と報じたのは、こうした日韓協議の経緯を踏まえた推測のようですね。


 今回の日韓外相会談の結果、韓国政府が当初目指していた「登録阻止」の目標については、完全に放棄したことが明確になりました。
 この「登録阻止」は、尹炳世氏が威勢良く打ち上げたのですが、いつの間にか尻すぼみになり、当局のまともな釈明もないまま、「フェードアウト状態」に。

 ただ、朴槿恵政権として「全く手ぶら」では韓国民に説明がつかないでしょうから、日本側も何らかの妥協案を示し、日韓双方が受け入れ可能な落としどころが見えてきたと言うことかも知れません。


 会談をめぐる各紙の報道はほぼ同じようなので、以下に朝日新聞を引用しておきます。
 
 朝日新聞によると、日韓両政府は21日に東京で開いた外相会談で、日韓で課題となっている「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録について、互いに協力することで一致した。
 韓国は元徴用工の問題で反発していたが、岸田文雄外相は会談後、「推薦案件がともに登録されるよう協力していくことで完全に一致した」と述べた。

 韓国は日本が申請している23資産のうち7資産で朝鮮半島出身者計5万7900人が「強制労働させられた」と主張。歴史的な事実を対外的に説明するよう日本に求めていた。
(ここまで引用)


 これを書いた後、読売新聞の報道で、やはり日本政府の妥協があったことが分かりました。

 読売新聞が日本政府関係者の話として報じたところによると、世界文化遺産について岸田氏が、韓国政府の主張を踏まえ、一部の施設で戦時中、朝鮮半島出身者が働いていたことなどを明示すると説明し、一定の配慮を示しました。
 尹炳世氏もこれを受け入れたとか。
 岸田氏は会談で、韓国が世界文化遺産に推薦した「百済歴史地区」の登録に協力すると表明しました。


 どうですか。

 ところで、慰安婦問題をめぐっては、双方が原則論に終始し、特段の進展はなかったようです。

 毎日新聞によると、岸田外相は会談後に記者団に対し、慰安婦問題について「日本側の従来の立場に基づいて議論を行った」と説明。
 1965年の日韓基本条約や日韓請求権協定により「解決済み」との日本の立場は変わらないことを強調したそうです。
 日韓首脳会談の時期についても「引き続き『できるだけ早期に』ということで調整を続ける」と説明するにとどめたとか。

 同紙は「外相会談では慰安婦問題を含む歴史認識問題を巡る両国の溝が依然として深いことが明らかとなった形だ」と評価していますが、実際、そういう雰囲気なのでしょう。


posted by 永遠の旅行者 at 00:02 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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