2015年06月19日
「自宅隔離」対象者の無断外出が相次ぎ問題化 MERS感染者管理に「穴」、自治体など頭抱える
 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者と接触するなどしたとして「隔離」対象となった者は韓国全土で7千人近くに上り、その多くが「自宅隔離」です。

 ところが、隔離期間中に「自宅」から勝手に抜け出し買い物やゲームセンターに行ったり、中には旅行までしてしまう者も。

 政府や自治体は、当人が本当に自宅にいるかどうかの確認を逐次行うにも人手が足りないため、結局は市民のモラルに任せるしかなく、対応に頭を抱えています。


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 韓国メディアによると、今月16日には、ソウル市西大門区の保健所が担当する「自宅隔離」対象者(23)が電話連絡で「家にいる」と答えていたにもかかわらず、自宅は不在。

 この人の携帯電話の位置追跡を行ったところ、仁川沖にいることが分かり、海洋警察の船が出動して身柄を確保する騒ぎになりました。
 この人は釣り船に乗っていたとのことで、結局、その船の乗船者も全員、「自宅隔離」になったのは当然の帰結です。


 実際、SNS上では「隔離対象者が●●医院に診察を受けに来たため、警察に連絡され、連れて行かれた」とか、「●●洞のゲームセンターに隔離対象者が入り込んだものの、白い服を着た集団に連れ戻された」といった市民の目撃情報で溢れています。


 とにかく無断で家を抜け出すケースが続出しており、朝鮮日報によると、今月6日から16日までに、ソウル市内だけで144人の無断外出者が発生したとか。
 同市の「自宅隔離」対象者の数は17日現在で1868人に上ります。

 韓国全土では2日から10日までに計132人の無断外出者が警察によって発見されたそうです。


 朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が今月4日にMERS対策緊急記者会見を開いて以降、同市では「自宅隔離」対象者に対し「1対1」の管理を開始。
 区保健所職員が「自宅隔離」対象者の管理者として割り当てられ、一日2回の電話で所在地を確認し、週に1回訪問、生活用品を渡すことにしたと言います。

 特に一時、「自宅隔離」対象者が700人に達した江南区では、保健所職員だけでは足りず、区職員の半数も投入されたとか。


 しかし、ここまでしても、携帯電話の連絡で「家にいる」と応じた人が、実際には外にいる可能性が常に消えないのです。
 ウソをつく場合もあるでしょうし、携帯電話を自宅に置いたままにして外出すれば、位置追跡もかわすことが出来ます。


 生活用品を届けるために「自己隔離」対象者の家を訪れた際も、感染の危険があるため直接会うことは避けているため、生活用品をドアの前に置いて電話をかけ、受け取るように話すのだそうです。

 こうなると相手が理由をつけて直ぐに生活用品を家に取り入れない場合、本当に自宅にいるかどうか分かりませんね。


 区関係者は朝鮮日報に対し「対象者の家の前で職員が毎日見張りをするわけにもいかない」と述べ、苛立ちを隠さないそうです。



posted by 永遠の旅行者 at 04:31 | ソウル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | MERSに恐怖する韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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