2015年06月16日
「玄永哲・人民武力部長を処刑」と北朝鮮が外国公館に通告
 北朝鮮が玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長を処刑したことを中国などの外国公館に通告していた、と朝鮮日報が報じました。


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 やはり韓国の国家情報院が国会に説明した内容は正しかったようですね。
 もしかしたら、国情院のソースは、この通告先の某国公館だったのかもしれません。


 朝鮮日報が「北朝鮮情勢に詳しい北京の消息筋」の話として伝えたところによると、北朝鮮が最近、玄部長の処刑について駐中大使館に伝え、罪名として「命令への不服従」と「党の領導の拒否(金正恩第1書記の指示の不履行)」に言及したそうです。


 北朝鮮の高官の動静をさぐる1つの手段が、公式メディアの報道ぶりや記事、写真、映像です。

 普段のように金正恩氏の視察に同行して登場しているか、同行時の視察先の分野に変化はないか、金正恩氏や他の高官との立ち位置や並びに変化がないか、記念日行事や重要な報告大会などで登場順位(序列)に変わった点があるか、などを詳しく観察すると、かなりのことが推測できるようになります。

 かつてのソ連などの共産主義国家もそうでしたが、あの手の国は本当にこうした分析が重要なのですね。


 朝鮮日報によると、今年4月26日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、第5回朝鮮人民軍訓練大会で金正恩氏が演説している中、玄部長が主席壇で目を閉じて居眠りしているような写真を掲載。
 先月1日付の同紙に掲載された金正恩氏と訓練大会の参加者たちによる記念写真には、玄部長は写っていなかったとか。


 「金王朝」と化している北朝鮮では、最高指導者への忠誠が何よりも重視され、いかなる側近であっても例外はありません。
 ましてや、若い金正恩氏は今、自らの権威を確立する過渡期にあり、例え親族であっても勝手な行動は許さず、自らの意向に従わない者には容赦ない処罰を科す「恐怖政治」を敷いています。

 李英浩(リ・ヨンホ)元総参謀長(2012年粛清)や張成沢(チャン・ソンテク)元労働党行政部長(2013年処刑)のように、玄部長もそのスケープゴートの1人になったということでしょう。


posted by 永遠の旅行者 at 00:27 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 金正恩の北朝鮮、愛憎渦巻く韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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