2015年06月12日
韓国中銀、追加利下げで史上最低金利 MERSによる消費低迷深刻化、金融緩和で景気刺激狙う
 昨日の話で恐縮ですが、韓国銀行(中央銀行)は11日、政策金利を0.25%引き下げ、過去最低の年1.50%とすることを決めました。
 利下げは今年3月に0.25%引き下げて以来、3カ月ぶりですね。


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 政策金利の電撃的な引き下げ決定は、中東呼吸器症候群(MERS)感染拡大による消費低迷が深刻化し、景気が冷え込みつつあることが最大の要因。
 金融緩和で景気を刺激し、経済への打撃を最小限に抑えようという考えでしょう。


 韓国では現在、市民は感染を恐れて、外食を控え、映画館など人が集まる場所を避ける傾向にあり、飲食業、観光業、娯楽業などで消費の落ち込みが目立っています。

 朝鮮日報によると、今月第1週のデパート売上高はMERS発生前の先月第1〜2週の平均に比べ約25%減少し、同じ期間の大型ディスカウントストアの売上高も7.2%ダウン。
 映画館の観客数、博物館の入館者についても前年同期をそれぞれ54.9%、81.5%下回りました。
 今月第1週の飲食店でのカード使用額は前年同期に比べ12.3%少なくなっているとか。

 かなり深刻ですね。


 かつて「SARS」に苦しんだ中国や香港では、韓国の「MERS」流行に対する不安感は想像以上と見られ、中国人や香港市民の旅行キャンセルが続出。

 中国人への依存度が高かったソウル中心部の繁華街「明洞」や、その横にあるロッテ百貨店本店で売り上げが急減し、ホテルも客室がガラガラで大打撃を受け、悲鳴が上がっています。


 感染拡大が韓国経済に与える影響について分析した報告書を「全国経済人連合会」(日本の経団連に相当)傘下の韓国経済研究院がまとめ、中央日報が報じていますが、かなりショッキングな内容。

 報道によると、MERS流行が今月中に落ち着けば、被害額は4兆ウォン程度にとどまるものの、8月末まで続けば被害は20兆ウォン(約2兆2000億円)に拡大し、年平均GDPを1.3%引き下げると予想されます。
 この場合、「隔離」対象者が約2万人となり、所得損失が増え、サービス、飲食、娯楽業種の売上高が60%以上減少すると見られるとか。


posted by 永遠の旅行者 at 10:03 | ソウル 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | MERSに恐怖する韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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