2015年06月09日
MERS不安の経済活動萎縮は「国民が過剰反応」と朴槿恵大統領 「政府の無能」が根本原因と反発相次ぐ
 朴槿恵大統領は9日の閣議で、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大について、MERSは克服可能で、確実にコントロールできる状況にあるとした上で、「国民は不安に感じるだろうが、過剰に反応して経済活動が萎縮しないよう協力してもらいたい」と訴えました。
20150601 朴槿恵 首席秘書官会議.jpg
(今月1日、青瓦台で首席秘書官会議に臨む朴槿恵大統領 SBSテレビの映像より)


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 テレビ各局が大統領発言の映像をニュースで流していました。
 
 大統領はさらに、現在の状況が続く場合は自営業者をはじめ庶民の経済的状況はさらに厳しくなるのではないかという懸念を示すとともに、経済への影響を最小限にとどめるため、あらゆる措置を取るよう関係省庁に指示しました。


 多くの韓国人は感染への不安から不特定多数の人が集まる場所を避けるようになり、デパート、スーパーマーケット、映画館、遊園地などはガラガラの状態。
 多くの繁華街でも、人通りがまばらになり、寂しい雰囲気になりました。

 海外からの観光客の旅行キャンセルが相次いでいるのに加え、韓国人の国内旅行もドンと減っています。


 このように消費が萎縮し、内需が落ち込むことが予想されるため、大統領が「経済活動の萎縮」を懸念するのは理解できますが、国民が「過剰に反応」している、という言い方には反発の声も出ています。


 そもそも、国民がMERS拡散に恐怖を抱くようになった根本的な原因は、朴槿恵政権による対応の不手際にあることを否定できる人はいません。

 それなのに「他人事のように、国民が過敏になるのは悪いことだ、とよく言えたものだ!」というのが多くの韓国民の心情でしょう。


 保守大手紙「中央日報」系のケーブル専門局「JTBC」のニュース番組でも、キャスターやコメンテーターが呆れた様子で大統領発言を伝え、大型パネルまでつくり、「政府の無能」が諸悪の根源であることを強調していました。


posted by 永遠の旅行者 at 19:19 | ソウル ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | MERSに恐怖する韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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