2015年06月01日
韓国外相、日韓関係改善のハードルを引き上げか 慰安婦、世界遺産、戦後70年談話で「誠意」要求
 韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官が31日の記者懇談会で、慰安婦問題の進展や、日本統治時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた施設を含む「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録問題、8月に発表される安倍首相の戦後70年談話などが今後、日韓関係改善で重要なポイントになると指摘したそうです。
尹炳世外相 外交部HP.png
(尹炳世長官、外交部のHPより)


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 韓国メディアが一斉に報じたものですが、聯合ニュースは「韓日首脳会談実現など両国関係の正常化に向け、日本側がこれら3つの問題で誠意と真摯な姿勢を示すべきだと強調したものと受け止められる」と分析。


 朴槿恵政権で「反日」外交を主導する尹炳世長官の発言だけに、これが韓国政府の基本方針と考えても間違いありませんね。


 つまり、朴槿恵政権は日韓首脳会談開催の条件として、従来の「慰安婦問題の進展」に加え、世界遺産登録問題や70年談話で「誠意」を示すよう安倍政権に要求してきたわけです。
 これは日韓首脳会談実現のハードルを引き上げることに他なりませんね。


 日米同盟強化と、日中首脳会談の相次ぐ開催などを受け、韓国内では朴槿恵政権の「外交失敗」を批判する声が噴出しているのですが、朴槿恵大統領は「慰安婦問題の進展」を日韓首脳会談の前提条件とする従来の立場に変更がないことを言明しています。


 尹炳世長官もさすがに、このところの対日「歴史戦争」で韓国が劣勢を強いられていると感じているでしょうが、表面上は強気の姿勢を崩していません。
 そして対日関係で何らかの「得点」なしに首脳会談に応じれば、「外交失敗」を認定することになるため、何とか起死回生を図ろうと必至でもがいているのは確実。

 彼の発言から見て、「劣勢挽回への逆転打」になると考えているのが世界遺産登録阻止であり、70年談話に「植民地支配への謝罪」の言葉を盛り込ませることなのでしょう。


 「反日情緒」が強い韓国民に対日強硬姿勢をアピールするため、一方的に日本にケンカを売りつけ、「勝利」のハードルを勝手に引き上げて「安っぽい拍手」を受けたものの、それが自縛となって身動きが取れなくなり、最後は「何とかメンツが立つようにしてくれ」と日本に泣きつくのが過去のパターン。

 かつては日本政府・自民党が韓国政府の「泣き」を受け入れ、彼らが国内向けに「日本に勝利した」と主張できる体裁を整えてやったり、実際に一方的な譲歩も行ってきました。

 現在は安倍政権が「韓国放置」を決め込んでいるため、過去のように「歴史カード」を振りかざして無茶な要求を日本に飲ませる手法が封じられていることから、朴槿恵政権はかなり困っているわけです。


 ただ、だからといって今更、外交政策の根本的な転換は不可能なので、「反日」一本足打法をすこし緩め、「これまでも日本に歴史問題では断固対応する一方で、安保や経済では協力してきた」と言いつくろい始めていますが、尹炳世長官の発言は「結局は成果が出るまで一本足打法の継続しかない」という本音を強く示唆しているように感じられます。


 それにしても、日曜日にまで出勤して仕事とはご苦労なことです。
 尹炳世氏は「仕事中毒」で有名で、「朴槿恵大統領が夜中に外交部の長官室に電話を掛けても、すぐに受話器を取る」(韓国メディア)ことから大統領の評価が高いとか。


 まるで、真夜中に仕事をするのが習慣だったとされる北朝鮮の金正日総書記(2011年死去)のことを思い出しますね。

 金正日総書記は、担当部署から上がってきた報告書や書類に疑問が生じたりすれば、例え真夜中や未明であっても閣僚を含めた幹部たちに直接電話を掛け、幹部たちの方もすぐに電話を取って回答するのが普通の状態だったと言われています。


 話は逸れましたが、朴槿恵政権が「離米従中」と「反日」という外交の基本政策をそのまま維持してくれた方が、日本としては御しやすいでしょうから、尹炳世長官にはもっと頑張ってもらいたいですね。


posted by 永遠の旅行者 at 00:52 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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