2015年05月25日
ミス・ユニバース日本代表の宮本さんに声援を! 変化模索する日本を世界にアピール

 日本人の母とアフリカ系米国人の父を持つ宮本エリアナさんが2015年の「ミス・ユニバース」日本代表に選ばれたことで、日本国内では賛否両論が巻き起こっているようですね。
 ネット上では、日本代表は「ハーフ」ではなく「純日本人」を選ぶべきとの批判が相次いだとか。


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 結論から言うと、私は宮本さんに大きな声援を送りたいと思います。


 宮本さんが「白人系ハーフ」ではなく、褐色の肌であることも、違和感を感じる声が増えた原因とみられますが、今回のことは、「日本人のアイデンティティー」から民族、歴史問題まで深く考えるチャンスとして前向きに捉えるべきではないでしょうか。

 また、国際社会に残る「閉鎖的な島国」イメージを打破し、新しい変化を模索する日本の姿を世界にアピールする上でもプラス効果が大きいと言えます。


 報道では、宮本さんが日本代表の選考会に出場したきっかけは、自分と同じ「ハーフ」の友人が自殺したことだったとか。
 長崎県佐世保市で育った子供時代には学校でいじめを経験し、大会で「人種の問題を訴えよう」、人種的な偏見を打破する一助になりたいという思いもあって応募したそうです。


 こうした体験、思いは地球上の様々な人々の共感を得られるでしょうし、「日本の恥部をさらす行為だ」と考える日本人がいるとすれば、全くの的外れとしか言い様がありません。


 最近、米国で警察官が黒人に差別的対応をしたとして暴動が相次いだり、欧州で移民出身者をめぐる問題が絶えないように、建前としては人種、宗教など人類の多様性を尊重する先進各国も、内情は苦悩の連続なのですから。

 むしろ、日本もこうした面で各国と共に悩み、解決策を模索していくべきでしょうし、宮本さんの言動はこうした努力を手助けするものになるでしょう。


 ミス・ユニバースは「ミス・ワールド」「ミス・インターナショナル」とともに世界3大ミスコンテストの1つで、世界大会には80以上の国・地域から代表が出場し、美と知性、感性、人間性などを競うイベント。

 だからといって変な権威を感じる必要はないのですが、「たかがミスコン」と馬鹿にするのもいけません。
 「ミスコンは女性蔑視」と批判する女性団体などの批判はこの際、脇に置きます。

 重要なのは、国際政治や人種間の葛藤などに何の関心も持たない人々を含め、世界中から注目が集まる大会で、これまでとは違う日本をアピールする機会が出来たことです。


 メディアのインタビュー内容を見る限り、宮本さんは知性的かつ、飾らない気さくな性格で、未来志向のしっかりした考え方を持つ女性のようです。
 そして、様々な欠点を含めて日本という国を愛しているのでしょうね。

 単なる話題性というだけでなく、まだまだ「単一民族」幻想が支配的な日本社会に一石投じる覚悟をして、日本の対外イメージ戦略まで考えてこの決定を下したとすれば、ミス・ユニバース日本代表の選考委員会はなかなかやりますね。


posted by 永遠の旅行者 at 06:41 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外から見る日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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