2015年04月22日
安倍首相、インドネシアで習近平主席と再び首脳会談 AA会議演説で過去の「謝罪」表明せず、やりたい放題に孤立感深める韓国

 インドネシアを訪問中の安倍首相が昨年11月以来、5カ月ぶりに中国の習近平国家主席と首脳会談を行いましたね。


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 日中関係改善に向けた取り組みや、中国が提唱しているアジア・インフラ投資銀行(AIIB)などをめぐって意見交換が行われたと見られます。

 関係改善が一気に進展するわけではありませんが、中国政府も当面は、尖閣諸島をめぐる緊張がこれ以上高まり、経済交流にさらなる悪影響を及ぼすのを望んでいるわけではないと考えられ、日中双方とも対話の幅を拡げる動きを続けるのは間違いないでしょう。


 ところで、今回の会談に最も注目しているのは、他でもない韓国政府と同国メディアと思われます。

 習近平氏が安倍首相と恒常的に首脳会談を持つようになれば、慰安婦問題の進展なしに日韓首脳会談に応じない姿勢を明確にしている朴槿恵政権の韓国が孤立感を深めることになるからです。


 朴槿恵政権は発足直後から強烈な「反日」政策を繰り出し、日韓関係はほぼ断交状態でしたが、昨年末ごろから歴史認識や領土問題と、安全保障や経済の問題を切り離して対応する「ツートラック・アプローチ」に転換(と言っても、本質的な部分は変わっていませんが‥)していました。

 昨年11月に日中首脳会談が開かれ、両国の緊張緩和が進んだことから、北東アジア地域で韓国が孤立するリスクを回避するとともに、日韓関係改善を強く求める米国の圧迫をかわすのが狙いで、首脳会談以外の政府対話を正常化させつつあります。


 朴大統領は当初、米中それぞれと緊密な関係を築くことで韓国の国益を最大化すると同時に、米中の力を借りて慰安婦問題などで日本を屈服させるという外交戦略を立て、これに沿って「反日」政策を推進し、中国とは露骨な「歴史共闘」を組んできましたが、結局は「離米従中」の動きに感づいた米国から強い不信感を買い、米韓同盟はガタガタに。

 「もう一押しで韓国は我が方に来る」と確信した中国は、朴槿恵政権が熱望していた中韓自由貿易協定(FTA)の早期締結に応じる一方で、終末高高度迎撃ミサイル(THAAD)の在韓米軍配備を拒否しなければ韓国が中国の核弾頭ミサイルの目標になると脅し、硬軟織り交ぜた手段を使って韓国取り込みを図っています。


 朴槿恵政権は「米中双方のラブコールは祝福」(尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官)と強気の姿勢を崩していないものの、韓国の保守メディアからは現行の外交政策を懸念する声が強まり、「米中両大国を天秤にかけ、日本を孤立させた外交の天才、朴槿恵」と浮かれていた一般国民も、ようやく「何かおかしい」と思い始めたようですね。


 しかも、不正疑惑で検察捜査を受けていた建設・開発会社「京南企業」の成完鍾(ソン・ワンジョン)前会長が、朴大統領の側近ら8人に多額の裏金を渡したなどとする自筆メモを残して自殺した事件で韓国政界は大揺れ。
 メモに名前が挙がり、成完鍾氏が自殺直前に京郷新聞とのインタビューの中で、2013年4月に3000万ウォン(約330万円)を贈ったことがあると名指しした李完九(イ・ワング)首相が20日、ついに辞意表明に追い込まれ、内政は泥沼にハマり、政権は完全に「漂流状態」に陥っています。


 八方ふさがりの朴槿恵政権にとって、安倍首相が来週の訪米時に行う上下両院合同演説と、8月の太平洋戦争敗戦70年に当たって発表する予定の談話で、過去のアジア侵攻と朝鮮半島などの植民地支配をめぐる「謝罪」の表現を省く場合、「対日外交は完全に失敗」という烙印を野党やメディアから押されるのは確実。

 朝鮮日報は既に、歴史や領土問題で安倍首相の姿勢が変わらない場合、「(米国の求めに応じて行っている韓国政府の)ツートラック・アプローチの基調が曖昧なものになるのはもとより、(朴槿恵政権は)『韓米・韓日外交が全て失敗した』との批判に直面しかねない」と指摘しています。


 安倍首相がインドネシアで開かれているアジア・アフリカ首脳会議で行った演説で、「先の大戦の深い反省」と言及したものの、「植民地支配と侵略」という言葉や謝罪を盛り込まなかったことについて、韓国外交部は遺憾の意を表明しましたが、「韓国放置」戦略をとり、やりたい放題の安倍首相の動きを封じる妙案は朴槿恵政権にはなく、完全な手詰まり状態。

 結局は、混乱する内政から国民の目をそらすため、「反日」政策のアクセルをふかして「安っぽい拍手」を得る以外に、道はないのかも知れません。


posted by 永遠の旅行者 at 21:35 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 膨張中国と対決する日米、従属の韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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