2015年04月16日
セウォル号沈没1年、朴槿恵大統領が現場近くの港で犠牲者追悼 側近の裏金疑惑で国政混乱の極みに

 韓国の旅客船セウォル号が沈没し、304人が死亡・行方不明となった事故から1年となる16日、朴槿恵大統領は事故現場に近い珍島の港を訪れ、犠牲者を追悼しました。
 韓国メディアによると、大統領は追悼後、記者団に対し「船体の引き揚げについて真摯に準備を進めて、できるだけ早い時期に着手する」と表明しました。


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 韓国は現在、国会議員も務めた建設・開発会社「京南企業」前会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏が過去に李完九(イ・ワング)首相や金淇春(キム・ギチュン)前大統領秘書室長ら朴槿恵氏の最側近らに多額の裏金を渡していたことを暴露し自殺した事件で、国中が上を下への大騒ぎ。

 厳かに犠牲者を追悼する雰囲気も吹き飛び、テレビのニュース番組も朝から晩まで事件に関する関連報道で一色の状態となっています。


 野党の新政治民主連合は「(裏金が)事実ならば、韓国の政治史で最大の腐敗スキャンダルとして記録される事案だ」と批判しているものの、自殺した元会長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権とも緊密な関係を持ち、同政権中枢にも裏金を配っていた可能性が指摘される中、攻勢も及び腰となり、国民の憤怒と苛立ちばかりが募っています。

 ちなみに、新政治民主連合は、盧武鉉政権を支えた勢力が主要派閥を占めており、現在の党代表、文在寅氏は同政権で大統領秘書室長などの要職を歴任した人物。
 朴槿恵政権としては、検察捜査の過程でなんとか盧武鉉政権時代の裏金授受も同時に明らかにして、自分たちへの打撃を薄めようと狙っているようです。


 ところで、本日の本題であるセウォル号事故では、被害者であることを錦の御旗に「モンスター化」した遺族らが「真相究明」をめぐり政府に無茶な要求を突きつけ、これを受け入れない朴槿恵政権の姿勢に反発、激しい対立が続いています。

 事故後に野党議員らが遺族側に全面的に寄り添う姿勢で支援しながら政権攻撃に利用してきたものの、途中から遺族側の「暴走」を統制できなくなった現状は、慰安婦問題と同じ構図ですね。


 一般国民の目には、行き過ぎた遺族とその支援者の態度がやや傲慢に映り、正直なところ辟易しているのですが、「大事な我が子を失った被害者」という表看板があるため、人前では「かわいそうに」と言うしかありません。

 ソウル中心部の光化門近くで遺族らが政府に抗議する座り込みを続けていますが、これも在韓日本大使館前で慰安婦支援団体が行う集会と同じで、何だか「アンタッチャブル」な存在になっています。

 1年経っても事故処理をめぐって国内が分裂状態とは、もう無茶苦茶な状況。


 韓国メディアによると、朴大統領は本日、現地で犠牲者の遺族と会う予定でしたが、遺族らは大統領到着前に焼香所を一時閉鎖して港を離れ、面会を拒絶したとか。

 多数の犠牲者を出した壇園高校のある京畿道安山市に設置された政府合同焼香所を訪れた李完九首相も、遺族らの妨害で弔問できず、同市主催でこの日午後2時から始まる予定だった合同追悼式は土壇場で遺族らが中止してしまいました。


 現政権は「レームダック(死に体)」というよりも、国政の重要課題遂行が何一つできず、政治が事実上の「麻痺状態」、混乱の極みと言えます。

 朴槿恵大統領は本日、中南米歴訪に出かけるそうです。


posted by 永遠の旅行者 at 15:45 | ソウル ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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