
このブログでも何度か触れましたが、人気者2人の共演で話題を呼んでいます。
視聴率は前作の低迷が影響してか、初回は5.6%でしたが、第2話は6.1%とじわり上昇中。
同時間帯の視聴率は、KBSの「優しくない女たち」が12〜13%で安定し、トップに立っています。
一時は10%を突破する勢いと思われたMBCの「アングリー・マム」は、最近は失速気味で、8%台にとどまったまま。
「アングリー・マム」は女優キム・ヒソン主演で、演技はもちろん、内容もそれなりにおもしろいのですが、今ひとつ視聴者の心をつかみきれていないようです。
「匂いを見る少女」は、このまま視聴率をじりじり上げていき、「アングリー・マム」を追い越すのが当面の目標となっていますね。

「匂いを見る少女」は、3年前に起きた連続殺人事件により妹を失い、その後事故で痛みを感じない体になった刑事のチェ・ムガク(ユチョン)と、交通事故で奇跡的に助かったものの、以前の記憶を全て失った超感覚の持ち主であるオ・チョリム(シン・セギョン)によるロマンチックコメディー。
チョリムは題名通り、匂いを視覚的に捉えることができ、偶然、出くわしたムガクの捜査を手助けしていきます。
演じるシン・セギョンは今回、元気いっぱいな明るいキャラクターで、なかなか魅力的です。

ユチョンは痛みを感じないことを視聴者にアピールするため、のっけから椅子が壊れるほどぶつけられたり、派手にバイクで転んだり、体当たりのアクションシーン満載。
韓国メディアによると、アクションシーンの撮影中、肋骨を痛めましたが、注意しながら撮影を続けているとか。
ユチョンは今回、コミカルな演技もなかなかのもの。
「ミス・リプリー」の頃に比べ、本当に演技が上手くなりました。
ところで、チョリムも実は同じ連続殺人事件で親を殺され、その現場を目撃したため犯人の手から逃げる途中で交通事故に遭ったという設定。
今後はユチョン演じるムガクと一緒に「家族の仇」を追うようになるのでしょうが、それに向けた伏線もボチボチ描かれており、引き続き期待のドラマです。