2015年03月23日
アシアナ航空が仁川空港拠点の新LCC計画 年内設立、収益悪化の日本路線を移管か
 韓国のアシアナ航空が新しい格安航空会社(LCC)を年内に設立する計画だそうです。
 同社は現在、子会社として釜山の金海国際空港を拠点にしたLCC「エアプサン」を保有していますが、今度は仁川国際空港を拠点としたLCCの設立を目指すとか。


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 聯合ニュースによると、アシアナは「競争による市場拡大効果」を大義名分にしていますが、既存のLCCから反発が出ており、監督官庁の国土交通部に「設立不許可」を求める意見書も提出されました。
 アシアナとしては、日本線など収益性が悪化している一部路線を新LCCに移行して全社的な構造調整を図る狙いもあるようです。


 韓国は日本よりも早い時期からLCCの設立が進み、現在はティーウェイ航空(t'way)、エアプサン(AIR BUSAN)、チェジュ航空(JEJU AIR)、イースター航空(EASTAR JET)、ジンエアー(JIN AIR)の5社体制。

 聯合ニュースが伝えた韓国航空公社の統計によると、国内線の昨年の旅客数2437万人のうち、LCC5社が輸送した旅客数は1248万9000人で51.2%を占めています。
 LCC各社は路線拡大を通じて利用客数を急速に伸ばし、国内線旅客数は10年が34.7%、11年が41.4%、12年が43.8%と増加傾向です。


 国内線の路線はチェジュ航空とエアプサンが多く、当然ながら旅客数もナンバー1とナンバー2ですが、国際線はティーウェイ航空、イースター航空、ジンエアーの方が充実しています。

 LCCですから、国際線は近中距離に絞られれ、日本線は成田国際空港や関西国際空港を結ぶ路線が中心でしたが、ここ2年ほどは円安の影響で日本を訪れる韓国人観光客が急増していることを追い風に地方を結ぶ路線が急拡大。

 私と嫁さんにとっても、日本を旅行する際に、比較的安価で便利な航空機の選択肢が増えました。


 仁川〜成田、仁川〜関西、仁川〜那覇はLCC各社の競争が特に激しさを増しています。

 関西、那覇にLCC専用ターミナルがありますし、成田にもLCC専用の第3ターミナルができたことから、競争のさらなる激化は必至でしょう。

 私たちとしては、平日の「イベント料金」でかなりの格安を期待したいのですが、韓国人利用客も急増しているため、今のところ思ったほどは下がりませんが。(笑)


 日本は既存路線のハブ空港化やLCC設立で韓国に後れを取ってきましたが、ここ数年で一気に挽回、抜き返しつつあります。

 韓国でも今後、アジア各国のLCC需要が増えるのをにらみ、「仁川空港にLCC専用ターミナルをつくるべきだ」という議論はありますが、明確な方針は決まっていません。

 羽田空港の海外路線拡大でハブ機能が充実する一方で、仁川空港は乗り継ぎ需要が低下していることから、「北東アジアのハブ空港」としての地位から滑り落ちつつありますが、起死回生を図る妙案は浮かばないようです。


 まあ、嫌韓ムードと円安の影響で韓国を訪れる日本人が激減し、その余波を受け大韓航空とアシアナ航空が日本のかなり田舎の空港にまで張り巡らせていた路線から撤退、休止を図り、結果として仁川経由で欧米に向かう日本人の乗り継ぎ需要が激減していることも大きいはずですね。


posted by 永遠の旅行者 at 08:29 | ソウル | Comment(1) | TrackBack(0) | 温泉、自然、諸国漫遊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ブログみました。なるほど、今までLCCは近距離である国内線ばかり利用してましたが、今回はじめて韓国への海外路線のLCC利用しました。利用したのはオフシーズンの平日で安いといえば安いと思いましたが、思ったほど でもなかったような、しかし、ほぼ満席でした。
Posted by クラ at 2015年05月31日 22:07
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