2015年03月19日
中国次官補が韓国国会の女性委員長に「美人」発言 メディアは「外交儀礼に違反」と批判、ミサイル配備圧迫への憂さ晴らしか
 米国が韓国への配備を推進している高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)をめぐり、「受け入れを拒否するように」と中国から圧迫を受ける韓国の話が続きますが、チョット面白いので、紹介しておきます。


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 韓国を訪問した中国の劉建超外務次官補が16日、韓国国会のナ・ギョンウォン外交統一委員長(与党セヌリ党所属)と会談した際、同委員長を指して「美人」と発言し、「外交儀礼に反するのではないか」と韓国内で論議を呼んでいます。

 韓国では地上波からケーブルまで、テレビのニュースや時事番組で、この話題をしきりに取り上げ、劉次官補に批判的な雰囲気を広めています。


 会見では、ナ委員長が「(劉次官補の)経歴を見ると、報道官を長い間務めたということだが、自分も議員に初当選した際、党広報担当を長く務めたので共通点がある」と述べると、劉次官補は「我々2人が一緒に記者会見すれば、記者たちはナ委員長に会いたがるんではないか。美人でいらっしゃるから。中国でも美人に対する関心が高く、人気がある」と応じました。

 このやり取りは、メディアに公開された会談の冒頭部分で行われ、ニュース映像を通じてそのままお茶の間に流れているため、私も次官補の発言シーンを見ました。


 朝鮮日報によると、外交統一委員会に所属するセヌリ党議員は17日、「聞きようによっては外交儀礼に反しかねない」と述べ、別の同委所属議員も「公の席で『美人』と発言すれば、相手は反応に困る」と指摘したとか。

 保守系の時事番組では、 コメンテーターの評論家らが「会食の席ならともかく、今回は公式の会談。ましてやTHAAD問題を協議するためにやって来たにも関わらず、国会の担当委員会委員長との会談で行うべき発言ではない」と怒り心頭の様子で中国側を批判していました。


 また、ナ委員長が政府・与党の中で「THAAD配備賛成」の急先鋒であることから、劉次官補が圧迫を加えるために出したジャブではないか、との分析も出ています。

 時事番組で別の評論家は「中国政府がナ委員長の言動について注視していることを間接的な表現で伝え、圧力を加える意図があった」との見方を示し、私も「なるほど」と思いました。


 いずれにせよ、朴槿恵政権発足後、中韓両政府の急接近の影響で、中国政府のやることに正面切って批判を加えることに及び腰だった韓国メディアですが、今回は少し様子が違います。

 まあ、さすがの韓国メディアもTHAAD問題に関する習近平政権の韓国圧迫については、内心、相当に腹を立てているようです。


 これまでは中国政府を批判したい局面があっても、下手につつくと、中韓両政府から「仕返し」を受ける可能性があるため、それが怖くて正面切って文句を言えなかったのでしょう。

 ところが、今回、批判したくてうずうずしていたところに「美人発言」が飛び出たので、「これ幸い」と飛びつき、各メディアが一斉に「外交儀礼違反」と非難し始めた、という面があるに違いありません。

 要は、憂さ晴らしをしている感じですね。


posted by 永遠の旅行者 at 00:00 | ソウル ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 膨張中国と対決する日米、従属の韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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