2015年03月15日
「日韓外交戦」で韓国の敗北認めた朝鮮日報 朴槿恵政権、逆ギレで中国接近強める可能性も
 シャーマン米国務次官が日韓の歴史問題をめぐる対立は韓国にも責任があるとの趣旨の発言をしたことに関連し、与党セヌリ党のナ・ギョンウォン外交統一委員長が6日、ニュース専門局YTNの番組に出演し、「日本が攻撃的な外交活動を仕掛けている」とか、「(歴史問題で)実質的な結果が出るまで努力しなくてはいけない。我々は防御が必要だ」などと発言しました。




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 韓国政府やメディアは米韓同盟いついて「光が漏れる隙間もないほど強固」というフレーズをよく使いますが、一般の韓国民や政治家は結構、本気で信じているのです。

 そして、シャーマン発言のようなものが飛び出すと、自分たちの理解の範囲外となり、混乱を来します。


 韓国メディアは最近、日本政府や財団が米国に行うロビー活動にこれまで以上の警戒感を抱き、国際交流財団が米国の大学の日本研究に支援資金を出すことまで取り上げて、「慰安婦問題や南京大虐殺を歪曲するためだ」などとトンチンカンな報道まで見られます。

 以下は朝鮮日報に掲載された「米国をめぐる韓日の外交戦、勝敗は明らかだ」と題する朴斗植(パク・トゥシク)論説委員のコラムです。
 韓国人の歪んだ視点からとはいえ、米韓関係の現状を一般の韓国人に知らせようということで書かれたものと思われますので、参考に抜粋を紹介します。

 以下はコラムの抜粋。
 韓国と日本は、2014年だけ見ても、ワシントンで両国間の歴史問題をめぐり激しい外交戦を繰り広げた。
 (中略)
 米国はこれまで、厳格に中立を守ってきた。
 外から見ると、勝負の重りは韓日どちらにも容易には傾きそうにない。
 (中略)
 それでも韓国内部には、ワシントンの戦いの最終的な勝者は当然韓国だろうと、鉄のように信じる雰囲気がある。
 日本は米国と戦争した国で、韓国は日本の侵略と収奪に苦しんできた被害者だ。
 この歴史的事実を理解している米国が、被害者・韓国をのけ者にして加害者・日本の手を取るはずがない、というわけだ。
 これが、過去1年にわたり韓国を支配してきた国民感情だった。

 しかしワシントンの状況は、韓国人の期待とは正反対の方向に流れつつある。
 過去1年余りにわたり、日本は、それまでできなかったタブーを一つ、2つと破り、立地を広げてきた。その代表例が、米国連邦議会に「ジャパン・コーカス(親日議員連盟)」ができたことだ。
 日本は常に、米国議会に親日議連ができることを願ってきたが、太平洋戦争を挑発した歴史が原因で、容易には実現しなかった
(中略)

 日本のワシントン攻勢は、これだけにとどまらない。
 オバマ政権で国家情報長官(DNI)を務めたデニス・ブレア元海軍大将は昨年5月、笹川平和財団のワシントン代表に就任した。
 DNIは、米国政府内に16ある情報機関をまとめ、大統領に報告される全ての情報をコントロールする責任者だ。そのような人物が、日本のロビイストに変身したのだ。
 ブレア元海軍大将は今年初め、韓国が日本の歴史を問題にしていることをめぐって「日本は過去にひどいことをしたが、韓国もベトナム戦争当時、極めて無慈悲だった」とためらうことなく妄言を発した。

 日本は、安倍首相が米国を訪問する4月末より前に、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)と日米安保ガイドライン改正作業を終えたいという立場だ。
 この二つの協定は、経済と安全保障、両分野で米日関係を一層堅固なものにする。
 安倍政権は、歴史問題での挑発を行いつつも、米国が望むことは徹底して聞き入れるというやり方で米国の不満を鎮めてきた。
 安倍首相が推進する米国議会での演説も、実現する可能性が高いという。
 そうなれば、米国議会で演説した初の日本の首相として記録される。
 韓国の立場からすれば、歴史問題をめぐり最も退行的で、挑発を繰り返してきた安倍首相が、日本の新たな歴史を書く主人公になることを意味する。

 これに対し韓国の対米外交は、これまで奔走してはきたが、足踏み状態から抜け出せずにいる。

 最近ソウルを訪れた米国のシンクタンクの関係者は「ワシントンに来る韓国の人々は、そろって歴史問題で日本を非難し、米国を説き伏せようとするかのような、全く同じ話ばかり繰り返してきた。今では、韓国に対する疲労感が高まっている」と伝えた。
 最近では歴史問題をめぐって、米国の国務次官による、日本の肩を持つかのような発言が飛び出した。
 (中略)
 このまま行けば、韓日外交戦の勝敗がどちらに傾くかは、火を見るよりも明らかだ。
(ここまで引用)


 どうですか。
 「米国が必ず韓国の肩を持つ」という韓国人の思い込みの激しさがどういうものか、韓国有力紙の幹部が丁寧に解説してくれているので、日本人にとって理解しづらい彼らの思考法を学習する絶好の事例かもしれません。

 重要なのは、期待が裏切られた場合、日本人であればその原因を探るためにより幅広い知見を得ようと考えるのですが、多くの韓国人の場合、「韓国の正義を理解しないとは、米国はけしからん」という反応につながる可能性が高いことです。

 先日、米国大使が「独島(竹島の韓国名)守護」運動を行ってた民族主義者の韓国人の男に襲撃されました男が事件直後に叫んだ言葉からすると、シャーマン米国務次官の「日本の肩を持つような」(韓国メディア)発言が最後の引き金になった可能性もありますね。


 いずれにしても、米国が韓国寄りでないことが韓国で広く認識されても、朴槿恵政権が「反日」政策を転換する可能性は極めて低いでしょう。
 逆に最後まで「反日」を貫けば、父の朴正煕時代からの支持層を核にした強固な30%余りの支持にプラスして、「反日情緒」が強い国民から「反日イベント」ごとに「安っぽい拍手」を受けることで、決定的な支持急落を防止できます。


 そして、米国に対しては「もっと中国の方に行くぞ」と逆ギレ的な対応をする可能性もあります。

 米国大使のウマイ立ち回りで韓国内に親米の雰囲気が広がっていますが、安心しているとある日突然、「反米」に様変わりするのは、韓国では普通のことですから。







posted by 永遠の旅行者 at 14:26 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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