2015年03月05日
反米・反日活動団体の韓国人が米大使襲撃 対日「歴史戦争」への影響心配する韓国

米国のリッパート駐韓大使が5日にソウル市内の講演会会場で、韓国の市民団体代表の男に刃物で切りつけられ、顔や腕に傷を負いました。


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 命に別状はないので、本当に幸いでした。

 聯合ニュースによると、犯人の男は金基宗(キム・ギジョン)容疑者で、革新系の市民団体「ウリマダン独島守護」の代表を務め、反日・反米活動を展開してきました。

 2010年7月には、ソウルのプレスセンターで講演をしていた当時の重家俊範・駐韓日本大使にセメント片2個を投げつけた罪で起訴され、懲役2年、執行猶予3年を言い渡されています。
 昨年には「独島とわれわれ、そして2010年」という本も出版。

 公安当局は金容疑者が06年11月から07年4月にかけて6回にわたり訪朝して以降、反米活動に転向したとみている、とのこと。
 同ニュースは、金容疑者が米韓合同軍事演習を「戦争訓練」と規定し、中断を求める主張を繰り返していることから、今回の犯行もこの反米活動の延長線上にある、という見方を伝えています。


 どうですか。
 ちなみに、韓国のテレビは時事番組で、金容疑者が最近も、竹島(韓国名・独島)問題や集団的自衛権行使容認をめぐり対日抗議活動を続けていた写真を紹介していました。
 今回のターゲットは米国大使でしたが、再び日本大使が標的になる可能性があったと言えます。


 今回の事件の背後には、間接的にしろ、おそらく北朝鮮がいるのでしょう。

 金容疑者は事件直後、韓国メディアの記者の質問に「1人でやった」と答える映像がニュースで流されており、現時点では「単独犯行」との見方が支配的です。

 ただ、金容疑者が北朝鮮当局から直接、犯行の指示を受けていたわけではないでしょうが、韓国内に潜む北朝鮮工作員や北朝鮮親派の人間から「反米行動」の必要性をたきつけられた末の凶行である可能性は残っていると思います。
 あくまで想像ではありますが、韓国の現実からすると、あり得る話です。

 もちろん、背後の話はなかなか表には出てこないでしょうが。


 韓国の左派勢力の中には、北朝鮮の「主体思想」に共鳴したり、将来の南北統一に役立つためと考え、北朝鮮側の人間と中国などで密かに接触したり、恒常的に連絡を取り合っている人間がいます。

 過去には、「脱北者」を偽装して韓国に入り込み、定着して活動する北朝鮮工作員が摘発されており、把握し切れていない工作員がまだまだいる可能性は十分にあります。

 いずれにしても、北朝鮮は日常的に、目に見えない水面下で様々な方法と多様なルートを使って、韓国社会の奥深くに息のかかった人間を配置し、必要なときに「行動」を起こさせ、韓国を揺さぶることが出来るように準備していると見て間違いありません。


 韓国政治は保守勢力と左派勢力が激しく対立し、この狭間で情報機関の国家情報院の力は弱体化、組織内には左派シンパも入り込んでいるため外部に情報が漏れることもあります。

 朴槿恵政権になって少し立て直しが図られたとは言え、韓国内の北朝鮮工作員摘発は政治的な困難を伴うようになっています。


 一方、聯合ニュースによると、韓国の外交専門家の間からは、今回の米大使襲撃事件が米国内の韓国に対する世論に悪影響を及ぼし、「一部の米国民の間で嫌韓感情が増幅しかねない」との見方が出ています

 また日韓の歴史問題をめぐる争いで、今回の事件が日本に有利に働くのではないかという観測も。
 韓国の政府系シンクタンク、国立外交院の関係者は「ワシントンでの日本との外交戦で、韓国が不利になった。しばらくは事件の影響を抑えることに外交力を集中させる必要があるためだ」と話しているそうです。

 事件を受けて、対日「歴史戦争」への影響を心配をするとは、なかなかすごい発想ですね。


posted by 永遠の旅行者 at 18:33 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 米大使襲撃 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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