2015年02月28日
韓国で猟銃使った乱射殺人事件相次ぐ 銃管理問題が浮上、玩具のBB弾銃も改造で簡単に殺傷力強化
 韓国で猟銃を使用した殺人事件が相次ぎ、同国の意外な「銃器社会」ぶりが問題となっています。




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 まず2月25日に世宗市内のコンビニで男(50)が元交際相手の女性の父親や兄ら計3人を猟銃で撃って殺害、自殺したのに続き、同27日には京畿道華城市内で男(75)が兄夫婦と、出動した派出所長の警察官を猟銃で撃って死亡させた後、自殺しました。


 2つの事件とも、容疑者は犯行前に狩猟を口実に、派出所に預けていた自分の猟銃を合法的に持ち出して犯行に及んでいます。


 韓国メディアによれば、韓国で狩猟免許を取得するのは非常に簡単で、「誰でも取れる」と言っても過言ではなく、これさえあれば猟銃を購入できます。
 最近は猟銃の価格が大幅に低下し、それほど費用の負担感なく手に入れることができます。

 例え前科者であっても、刑期終了から3年経てば、購入の制限はありません。

 買った銃は、狩猟期間中以外は警察施設に銃を預ける必要がありますが、狩猟期間中に狩猟免許を提示すれば、例え殺人を実行する計画を持っていても、何の疑いも抱かれずに銃を持ち出すことが可能。
 しかも、いったん外部に持ち出された猟銃の所在を追跡することは不可能です。


 民間人が銃を普段は警察施設に預けておく制度は、日本と同じとみられますが、おそらく韓国の制度は日本のものを参考に作ったのでしょう。


 韓国の警察が管理する民間の銃器は16万3664丁に達し、このうち殺傷能力が高い猟銃・空気銃など約7万6700丁は普段、警察署などに保管されています。

 今回の事件を受けて警察当局は銃の管理強化を打ち出したものの、銃器担当の警察官1人当たりが管理する銃は500丁以上となり、韓国メディアは「現実的に管理は不可能」(SBSテレビ)と指摘。

 このため朝鮮日報は、民間人の銃所有を極力抑えるようにした上で、「殺傷に使われる危険性が高い狩猟用銃器については、電子足輪のように位置確認ができるシステムの導入を検討する必要がある」と提言しています。


 一方、事件をきっかけに、街中の玩具店などで安価に大量に売られ、小さな子供たちでも簡単に購入できるBB弾を発射できるエアガンをめぐる議論も起きています。

 韓国では小中学生の間でBB弾銃を使ったサバイバルゲーム遊びなどがはやっており、BB弾を目に受けた子供が視力を失う事故も起きています。
 車に乗った若者が面白半分で通りを歩く女性にBB弾銃を発射し、大きな問題になりました。


 さらにインターネット上では、BB弾銃を改造して威力を大幅に強化する方法が詳しく紹介されており、実際に不法改造したBB弾銃でサバイバルゲームを企画した若者集団が摘発された事件もありました。

 KBSテレビがニュースで実験映像を流していましたが、BB弾銃の改造銃は缶ジュースのアルミ缶はもちろん、自動車のガラスも貫通するほどの威力があります。
 無防備の人間にあたれば間違いなく大けがをし、死亡する可能性もありますね。

 KBSテレビは「BB弾銃も本物の銃器に劣らず危険だ」と指摘、対策の必要性を訴えています。


 一方で、朝鮮日報によると、韓国の精神科医の中には、今回の事件の容疑者らには攻撃的な衝動を抑えられない「間欠性爆発性障害」の傾向があるとの見方を示しています。
 この場合、発作的に暴力的、攻撃的な行動をし、その怒りが自身に向かう中で、自殺など極端な行動に出るというわけです。

 江北サムスン病院精神健康医学科のシン・ヨンチョル教授は同紙に対し、「メンツを重視する韓国人は、自分が無視されたと感じ、侮蔑感にさいなまれた時や、自分だけが損をしているという被害者意識が生じた時、怒りを爆発させる傾向がある。年齢が高くなるにつれ、思考の柔軟性が低下するため、意外にも怒りをあらわにする手段が硬直的になるケースがみられる」と話しています。


posted by 永遠の旅行者 at 14:44 | ソウル ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 格差と対立の韓国社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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