2015年02月25日
スマホの世界シェア、昨年第4四半期にサムスン急落 アップルの3分の1、中国勢が急追も
 サムスン電子の売上高や収益が急落し、スマートフォン販売の不振が叫ばれていましたが、昨年の第4四半期(10−12月)の世界シェアは首位のアップルの3分の1近くにまで落ち込んだそうです。


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 巨大市場の中国では、地元勢の急伸でシェアを奪われるばかり。
 日本では一時、docomoの2トップの一角に入り、売り上げを伸ばしたものの、朴槿恵大統領の行き過ぎた「反日」のブーメラン効果もあってか、今は見る影もない衰退ぶり。

 そういえば、サムスングループの日本拠点である「自社ビル」六本木ティーキューブを売り払って、飯田橋に移転するという報道がありましたね。
 スマホ事業の不振に伴い、コスト削減からビル売却を決めた、という見方も載っていました。


 中国以外の新興国市場でも中国や地元メーカーの格安機種が幅をきかせています。
 こうした動きに対抗するため、サムスン電子も仕方なく中低価格の機種に力を入れていますが、これが売上高や収益を一段と押し下げる流れを加速する悪循環に陥っています。


 比較的好調なのは欧州ぐらいでしょうが、彼の地は不況が深刻化する一方で、これ以上の伸びは期待できません。


 サムスン電子のスマホには、大量の関連部品を納入するサムスングループ系列の多くの企業の命運もかかっており、その不振はグループ全体を揺さぶっています。


 サムスンは巨額の内部留保資金も持っており、日本の嫌韓派の人たちが騒ぐほど危機的な状況ではないものの、スマホの次にくる成長商品を見つけて、集中投資とマーケッティングで市場の主導権を握らなければ、何年か後には日本のソニーのようにガタガタになる危険性も排除できません。


 以下は朝鮮日報の記事です。
 米市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によると、サムスン電子の昨年第4四半期(10−12月)のスマートフォン世界シェアが17.2%だった。アップル(48.9%)の3分の1で、四半期ベースでシェアが10%台に転落したのは、2011年第4四半期以来となる。

 アップルは昨年9月に発売した大画面スマートフォン「iPhone6」が人気を集め、半分近いシェアを掌握した。

 年間売上高ベースの世界シェアは、アップルが37.6%で首位、2位のサムスン電子が25.1%で10ポイント以上の差がついた。サムスン電子は戦略スマートフォン「ギャラクシーS5」の不振に加え、新興市場で中低価格のスマートフォンに集中したことにより、全体として売り上げが減少した。サムスン電子の前年のシェアは34.1%だった。

 LG電子は戦略スマートフォン「G3」の販売が好調で、4.3%のシェアを占め、2年連続で3位となった。以下、華為技術(ファーウェイ)が3.8%、ソニーが3.7%、北京小米科技(シャオミ)が3.3%と続いた。

 平面テレビ市場では、サムスン電子が9年連続で「不動の首位」に立った。市場調査会社ディスプレイサーチによると、サムスン電子は昨年の売上高ベースで過去最高となる29.2%のシェアを占めた。2位はLG電子(16.7%)、3位以下はソニー(7.9%)、中国勢の海信(ハイセンス、5.5%)、TCL(4.6%)の順だった。
(ここまで引用。朝鮮日報は明記していませんが、念のため他のメディアを見ると、世界シェアの数字は「昨年第4四半期」も売上高ベースのようです)


 ソニーがスマホで5位、テレビで3位と中途半端に世界シェアに食い込んでいるのですね。


 ところで、韓国人はソニーの没落を「衰退する日本の象徴」と見る場合が多いのです。
 特に、こういう統計が報じられると、韓国人はサムスンの苦戦を心配する一方で、「サムスンも大変だけど、ソニーはボロボロだな」と思い、日本全体の姿を重ね合わせてほくそ笑むのでしょう。

 まあ、ソニーは別として、日本の電子産業は既に家電とは別の分野で収益を上げる構造改革を行い、一定の成功を収めているのですが、この辺りは彼らの視野の外になっています。


 「財閥」サムスングループは韓国のGNPの約2割を占めることで分かるように、その業績悪化は韓国経済全体に大打撃を与えます。
 強いて言えば、韓国はサムスンという一つの企業グループと運命共同体の関係になっているのですが、ソニーはまったくそんなことはありません。

 もはやソニーがつぶれても、日本経済には大した打撃はありません。

 日本でサムスンに相当する企業をあえて挙げれば「トヨタ」でしょうが、そのトヨタにしても日本経済に占める影響力はサムスンと比較すれば大したことはありません。


 サムスンやLG、現代自動車といった韓国の財閥企業が世界的企業に成長し、特にサムスンが家電の分野で世界の市場から日本企業を駆逐するほどの勢いを示したのは事実ですが、これが韓国人全体に「日本を追い越した」という過剰な自信を持たせました。

 韓国人は自らの願望が現実だとついつい勘違いし、強い思い込みに基づいて行動する習性があると言われますね。


 ソニーのケースもその1つであることは、間違いなさそうです。

 ただ、日本で「韓国崩壊論」とか、「中国崩壊論」を盛んに言い立て、著書を売っている人たちがいますが、問題はそれほど単純ではないと思われます。
 こういう人たちは、韓国人と同じく願望と現実を混同しているのでしょうか。


posted by 永遠の旅行者 at 00:46 | ソウル | Comment(0) | TrackBack(0) | 格差と対立の韓国社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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