2015年02月22日
朴槿恵政権への逆風、さらに強まるか 韓国、旧正月明けの「民心」に注目
 韓国で「旧正月(ソルラル)」と「秋夕(中秋、チュソク)」は、民族の2大「名節(ミョンジョル)」です。
 ソウルなどの都会で暮らす人々も連休を利用し、たくさんのお土産を抱えて田舎に帰省し、親族一同が集まって酒と料理を楽しみながら、世間話に花を咲かせます。


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 この時、大統領や政治家の話題でも大いに議論が盛り上がり、家族全員がそれに聞き耳を立てながら、政権批判など政治的な雰囲気を共有するため、政界ではこうした名節後の「民心」の動きに敏感になります。

 朴槿恵大統領が先月、新首相に李完九(イ・ワング)氏を内定し、国会人事聴聞会で任命同意案を通過させ、これを受けた内閣改造を断行したのも、旧正月の連休前に政権の人心一新を印象づけることで、帰省先で交わされる政治談義で政権批判の声が高まるのを防ぐ目的もあったとみられます。


 朴大統領は内閣改造で、統一部長官に洪容杓(ホン・ヨンピョ)大統領統一秘書官、国土交通部長官に与党セヌリ党の柳一鎬(ユ・イルホ)国会議員、空席となっていた海洋水産部長官に同党の兪奇濬(ユ・ギジュン)議員、金融委員長(閣僚級)にNH農協金融持ち株会社の任鍾龍(イム・ジョンリョン)会長を指名しました。

 李完九氏や洪容杓氏が大統領に近いのはもちろん、柳一鎬氏と兪奇濬氏も朴大統領に近い「親朴系」議員。
 韓国メディアは「大統領が親政体制を敷いた」と報じ、大統領府と国会の意思疎通が円滑になり、政権安定に寄与することへの期待感を示しています。


 しかし、朴大統領のレームダック化はかなり深刻で、来年の総選挙を控えた国会議員もポピュリズム的な動きを強めており、大統領の思惑通りに国会をコントロールするのは至難の業のようです。

 「国民の健康増進」を理由にタバコの大幅値上げしたことが、喫煙率が高い高齢者を中心に反発を招くと、総選挙を来年に控えた国会議員から与野党問わず「低価格のタバコを販売できるようにすべきだ」という意見が飛び出し、大統領府を困惑させています。

 市民はテレビのニュース番組の街頭インタビューで「国民の健康増進のために値上げしたのに、低価格タバコの話が出るなんて、値上げが増税目的だったことを示している」「話があっちにいったり、こっちにいったり、政府が揺れているようだ」と話すなど、あきれかえった様子でした。


 韓国では、巨額の貿易黒字が積み上がる反面、消費などの内需は沈滞し、「体感景気」は悪化する一方で、庶民は暮らしが厳しくなっていると訴えています。

 東亜日報によると、旧正月で帰省した人々の間では「大統領はいったい、何をしているのか?」といった批判が噴出したそうです。

 旧正月明けの民心がどうなるか、次の世論調査が楽しみですね。


posted by 永遠の旅行者 at 12:16 | ソウル 🌁 | Comment(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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