2015年02月11日
韓国・平昌冬季五輪、新設競技場6カ所は期限に間に合わない恐れも 大会スポンサー企業も集まらず苦戦
 2018年の韓国・平昌冬季五輪をめぐっては、韓国政府と平昌五輪組織委員会、地元の江原道が予算問題などで足並みが乱れたことから、競技場建設やスポンサー企業の獲得など様々な面で準備の遅れが目立ち、韓国メディアも危機感を強めています。


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 昨年末には国際オリンピック委員会(IOC)が「分散開催」を提案し、競技種目の一部を日本の長野で行う案が取りざたされましたが、当時、は韓国メディアからもこの案を積極的に推進するよう政府に求める声が上がりました。

 平昌五輪の新設施設の多くは再利用の見通しが立っておらず、五輪後の維持管理費用を含め、地元自治体などが巨額の赤字を抱え込むのが確実視されるためです。


 ところで、この話が持ち上がった際、嫌韓ムードが蔓延している日本の世論は冷淡でしたね。

 まあ分散開催は、「成功しても、失敗しても、韓国から悪口を言われるだけで、日本にとって何のメリットもない」というのが、多くの日本国民の本音だったのではないでしょうか。
 私も日本にいる何人かの知人とこの問題について話したことがありますが、「とにかく韓国とだけは関わりたくない」という空気が本当に強いですね。


 話を戻しますと、結局、朴槿恵大統領が予定通り平昌とその周辺地域で全ての競技を開催する方針を再確認し、IOCも分散開催の意向を撤回。
 この問題は一件落着となり、多くの日本人も「ホッ」と一安心したのではないかと思われます。


 韓国政府としては、莫大な経費をかけて冬季五輪誘致を勝ち取り、せっかく五輪成功で国民の国威発揚を図るとともに、世界に「先進国・韓国」のイメージを広げる皮算用だったのに、今さら「我が国だけではできないので、助けて下さい」とは口が裂けても言えないのでしょう。

 そこは「メンツ」と「見てくれ」を重視するお国柄ですし、しかも分散開催を頼む相手が「日本」とあっては、あれだけ「反日」政策を全面展開してきた手前、朴槿恵政権としても国民に対する説明が付かないのは間違いありません。


 また話が脇道に逸れてしまいましたが、とにかく韓国では今、新設される競技場6カ所の工事に全力を挙げています。

 朝鮮日報によると、江原道江陵市に建てられる鏡浦スピードスケート競技場は、新設競技場の中で最も遅い昨年10月に工事を開始。
 工期短縮を図るため、通常は約3カ月かかる入札プロセスを2週間に縮めた上、設計作業と同時並行して整地などの土木工事を進めるという異例の突貫方式をとっています。

 工事を急ぐには理由があります。
 五輪開催地は、開催1年前に競技場施設や運営状況をチェックするため、当該施設でテストイベントを行う必要があります。
 平昌の場合は2017年2月までに実施しなければなりません。

 江原道と組織委員会は「現在の状況なら17年2月に完工可能で、テストイベント日程にギリギリ間に合わせられる」と説明しており、他の新設競技場5カ所も16年10〜11月には完成する見通しだそうです。


 一見、大丈夫そうにも見えますが、実際には何か1つでもアクシデントが起きればアウトという「がけっぷち」の状況。
 ソウル市立大学建築学部のイ・チュンギ教授は朝鮮日報に対し「頻繁な豪雨や大雪などで工期が伸びた場合に備えて、『プランB』(代替措置の計画)も用意しなければならない」と述べています。


 一方、平昌冬季五輪組織委員会は、スポンサー企業の獲得にも苦戦しており、こちらも競技場建設に劣らないほど大きな不安材料になっています。

 朝鮮日報によると、同五輪では、インフラ関連予算を除いた大会運営予算全体(2兆540億ウォン=約2220億円)のうち8530億ウォン(約920億円)をスポンサーの支援で賄う必要がありますが、大会まであと3年に迫った現在でも、目標の3分の1にも達していないとのことです。

 昨年のロシア・ソチ冬季五輪の組織委は、大会開幕の4年以上前の2009年10月には、自国のスポンサー誘致によって8億5000万ドル(現在のレートで約1010億円)を確保。
 11年9月にはその額を12億ドル(約1430億円)に伸ばし、結局は13億ドル(約1550億円)を早めに確保していたそうです。


 韓国ではサムスンを始め、「財閥」と呼ばれる大企業グループが経済を事実上、支配していますが、昨年からどこの財閥も売上高や営業利益が減少したり、陰りが見えており、危機感が高まっています。
 今年も景気回復の見通しは立たず、どこも新規採用を減らしたり、様々なリストラを推進するなど余裕がありません。

 こうした状況の中で予定通りのスポンサーを確保するには、朴槿恵大統領が前面に立って奮闘するしかないように思えますが、国政の混乱が続き、こちらも余裕がないようですね。


posted by 永遠の旅行者 at 17:46 | ソウル | Comment(0) | 危機の平昌五輪、スポーツ不正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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