2015年02月04日
韓国与党代表、朴槿恵大統領に「増税なき福祉」政策の転換求める 公約の柱、「国民欺く間違い」と批判
 支持率低下に歯止めがかからない朴槿恵大統領。
 ついに与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表からも、強い批判発言が飛び出しました。


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 金武星代表は3日、国会院内会派の代表による演説で「増税のない福祉など不可能であり、そのような言葉で政治家が国民を欺くのは間違っている」と表明しました。


 「増税なき福祉」というのは、朴槿恵氏が当選した2012年の大統領選挙の際に政権公約の柱の1つに掲げたもの。
 政権発足後に公約通りに福祉拡大を図るには財源が大幅に不足することが露呈し、実施規模を縮小しましたが、「増税なき福祉」という原則は撤回しませんでした。

 朝鮮日報は「現政権発足後の2年間、政府・与党内では増税問題について語ることが一種のタブーのようになってしまった」と指摘しています。

 それだけに、金武星氏が国会の場で、「増税のない福祉など不可能」と言明したことは、大統領と真っ向から対決することも辞さないという「決意表明」と受け取れます。


 金武星氏は「政治家が自らの人気ばかりを考えるようになれば、その国に未来がない」とした上で、「権利として福祉の恩恵を受けるには、国民も納税の義務を果たし、それに必要な費用を負担しなければならない」と強調し、福祉予算の全面的な見直しを求めました。


 セヌリ党を率いる金武星氏は非「朴槿恵」派で、国会運営を取り仕切る同党の院内代表も最近、非「朴槿恵」派が握り、朴大統領が与党を思い通りにコントロールするのは困難になっています。
 大統領府が打ち出す政策も、与党の協力を得て国会で法案を通過させない限り、絵に描いた餅です。

 2日の代表演説を聞く限り、金武星氏は今後、「福祉と税」に関する抜本的な政策転換を大統領に強く求めていくものと思われ、両者の対立が深まる恐れもあります。


 朴槿恵氏は、身内からも「ノー」を突きつけられ、大変な苦境に陥りましたね。

 現政権の「機関紙」と称される朝鮮日報も「国民を欺いた無償福祉という幻想から目覚めるべきだ」と社説で訴えており、朴槿恵氏の対応が注目されます。


 ところで金武星氏ですが、もともとは「朴槿恵」派の重鎮で、朴槿恵氏の右腕的な存在でしたが、李明博政権の国会運営に協力したことで朴槿恵氏から「裏切り者」とみなされ、袂を分かった間柄です。


 李明博氏が大統領に当選した2007年大統領選を前に、朴槿恵氏はハンナラ党(現セヌリ党)公認候補の座を李明博氏と争い、そえに敗れて以来、2人は犬猿の仲に。
 李明博氏は事あるごとに朴槿恵氏をいじめ、朴槿恵氏も李明博政権に非協力の姿勢を貫きました。

 ところが2009年に金武星氏が李明博派の後押しで党院内代表を狙うと、激怒した朴槿恵氏は、すかさず破門を宣告しました。


 朴槿恵氏はハンナラ党代表時代から「ナンバー2」をつくらないことを「統治哲学」としていた上、父親の朴正煕元大統領が暗殺されると、父の味方と思っていた人々が次々と側を離れていった時のトラウマがあり、猜疑心が強く、「裏切り」は絶対に許さない性格とされます。

 その「裏切り者」の金武星氏からあからさまな批判を受けたわけですから、朴槿恵氏は怒り心頭の状態かも知れません。


posted by 永遠の旅行者 at 20:06 | ソウル 🌁 | Comment(0) | 韓国政治 反日の朴槿恵政権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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