2015年02月03日
LG「遺憾の意」示すもサムスンは和解拒否 洗濯機破損事件、メンツ争いで全面対決か
 何度か、このブログでも取り上げましたが、LG電子の趙成珍(チョ・ソンジン)社長が昨年9月、ドイツ・ベルリンの家電量販店に展示されていたサムスン電子製の洗濯機を、故意に破損したとして、サムスン電子側が趙社長ら関係するLG電子役員・社員を業務妨害や器物損壊などの容疑で検察に告訴していた事件。

 聯合ニュースが関係者の話として2日、報じたところによると、LG電子側が先週、サムスン電子側に遺憾の意を示したものの、サムスン電子側は内容が単純な遺憾の表明で、誠意がないと判断し、受け入れを拒否。
 結局、両社は和解に至りませんでした。


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 LG側は、サムスン側が無理な要求をしているために、合意が難しいとの立場を見せているということです。


 この事件、検察が和解を勧めたことから、両社の弁護士の間で和解案の話し合いが行われたということなので、検察としても扱いに困っているのでしょう。
 当事者が韓国を支える大手財閥企業2社である上、「やった」「やっていない」という子供のケンカのような紛争です。

 検察としても、両社の「メンツ争い」のために事態がこじれ持ち込まれた事件、という風に感じているからではないでしょうか。


 まあ、LG電子側が「遺憾の意」まで譲歩したということは、趙社長が問題の洗濯機を乱暴に扱ったのは事実なのでしょう。
 壊す意図まであったかどうかは不明ですが、「多少の落ち度はある」と考えているから、「遺憾の意」で妥協を図ろうとしたと思われます。

 「遺憾の意」であれば、責任の有無と関係なく「事態の早期収拾を図るため」とか、「お客様に心配を掛けないため」とか、外向けの理由は何とでもつけられるでしょうから。


 しかし、サムスンが求めるように、明確に「謝罪」すれば、事実上、告訴内容を認めたことになります。

 その場合、LG社内で社長を含めた関係者の処分問題が出てくるでしょうし、企業イメージを大きく傷つける事態にもなりかねないだけに、LG電子側としても簡単に応じることはできません。


 一方、サムスン側は、ライバル企業の社長を告訴までした以上、「十分に立件可能」と考えられる証拠を確保しているとみられ、和解交渉でも強気な姿勢を崩さないのでしょう。
 また、仮にこの事件が中途半端な形で決着すれば、逆に国民から「最初から大した問題ではないのに、大騒ぎしただけではないか」という批判を受ける可能性も排除できません。


 やはり、なかなか決着の難しい事件ですね。







posted by 永遠の旅行者 at 00:00 | ソウル | Comment(0) | 格差と対立の韓国社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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