2015年01月28日
日本の「迷惑を掛けない」文化に驚く韓国 「イスラム国」人質殺害で悲しみ抑えた遺族の行動
 イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが日本人2人を人質にとり、殺害を警告して身代金2億ドルを要求した事件。
 人質のうち、湯川遥菜さん(42)が殺害されたのはほぼ確実で、残念な結果になりました。


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 ところで、この件について、韓国紙の朝鮮日報が「日本人の『迷惑掛けない』文化」と題する辛貞録(シン・ジョンロク)論説委員のコラムを掲載しています。

 辛貞録氏は同紙の東京特派員の経験がある知日派のようです。
 当時、日本人がなぜ親切であるかを日本メディア関係者に尋ねたところ、子供時代から「他人に迷惑をかけてはいけない」としつけられるからだ、と教えられた経験談を紹介。

 そして「このようにして育った子どもたちは、大人になると『他人に迷惑を掛けない』ことを実践する。2011年3月の東日本巨大地震の際、支援物資を受け取るために何百メートルもじっと並んでいた日本人の姿に世界中が驚いた」とし、「数年前に釜山の射撃場火災で7人の日本人観光客が犠牲になった時も、釜山にやって来た遺族らは逆に『申し訳ない』と口にした。悲しみで泣き叫ぶことは周囲に迷惑を掛けることなので、彼らは自らの悲しみを心のうちに押し込めるのだ。」と説明しています。

そして「日本では『安倍首相による(「イスラム国」との戦闘で被害を受けた諸国に対する2億ドル支援の表明という)挑発的な言動が、湯川さんの処刑される原因になった』という指摘もある。それでも湯川さんの父は『国民の皆さんに迷惑を掛けて申し訳ない』とコメントし、さらに『政府関係者のご苦労に感謝したい』とも述べた。」と指摘。

 最後に「事あるごとに他人を攻撃するのに慣れているわれわれにとって、『迷惑うんぬん』と言いながら頭を下げる日本人の姿には相変わらず驚かされる」と結んでいます。


 他人に迷惑をかけることを嫌う日本人の話は、よく海外メディアが取り上げる定番ネタではありますが、今回の人質事件であらためて驚きがあったのでしょうね。


 昨年のセウォル号沈没事故では、犠牲者の遺族や行方不明者の家族が周囲を顧みず泣き叫び、現地を訪れた政府高官らにおもいっきり怒りをぶつける様子がテレビで中継されました。

 韓国人のメンタリティーとしては当然ですが、時間が経つにつれて、度が過ぎた「弱者」の横暴ぶりに、さすがの一般国民の心も遺族らの側から離れて行きました。


 辛貞録氏が今回のコラムで「イスラム国」人質事件を取り上げた背景には、「弱者」であることを錦の御旗にして、他人のことも考えずに暴走する韓国人と、それを許容する社会のあり方を複雑な心情で見ているからだと思います。


posted by 永遠の旅行者 at 19:50 | ソウル | Comment(0) | 海外から見る日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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