2015年01月20日
ナッツ姫、初公判で起訴事実の大部分を否認して争う構え 大韓航空リターン事件
 大韓航空を傘下に持つ財閥一家の娘で、同社副社長だった趙顕娥(チョ・ヒョナ)氏(40)が客室乗務員のナッツの出し方が間違っていると激怒、滑走路に移動中の飛行機を引き返させ、客室サービス責任者の事務長を降ろさせた「ナッツ・リターン事件」。

 航空保安法違反など5つの罪で起訴された趙顕娥被告の初公判が19日、ソウル西部地裁で開かれましたが、被告側は「反省」を表明する一方で、起訴事実の大部分を否認し、裁判で全面的に争う姿勢を示したようです。


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 何としても刑務所行きを避けたいんでしょうが、韓国にはどっこい、憲法の上に君臨する「国民情緒法」があります。

 つまり、裁判所が国民的な関心事で世論の動向を無視した判決を下せば国民やメディアから袋だたきに遭うため、どうしてもポピュリズム的な方向に流れてしまうのです。

 すべてがそうだとは言いませんが、韓国の最高裁自身がこうした傾向を憂慮し、組織内部にくぎを刺したことが以前、韓国紙で報じられていました。

 裁判所としても、今回は当事者の事務長がテレビのインタビューですべてを暴露しており、検察の調べでも同内容を陳述したとみられるため、ナッツ姫の肩を持てば世論の大変な批判を受けるのは明白。
 仮に大韓航空側がカネの力で司法当局に圧力をかけても、裁判所は厳しい判決を出すしかないでしょう。


 以下は聯合ニュースが伝えた19日の初公判の記事の一部です。
 初公判で、趙被告の弁護側は「機内状況と関連した検察の公訴事実に、記憶と異なったり、実際より誇張されたりした部分がある」と主張。

 弁護人は「被告人は航空機に搭乗した乗客や事務長、乗務員、機長などに被害を与えたことについて痛烈に反省している」とした上で、サービス責任者の事務長は、余裕がない状況で正確ではない記憶について証言したり、意図的に誇張された陳述をしたほか、本人に不利な部分を除いて発言したりしていると主張した。

 また、機内で女性乗務員に暴行を加えたことについては認めるが、事務長の手の甲をバインダーで叩いたことは否認し、「航空保安法上の航空機安全運航阻害暴行罪にあたる行為とみるのは難しい」との見解を示した。

 航空保安法上の航空機航路変更および偽計による公務執行妨害罪についても「法理的に成立しない」として、起訴内容を否認した。

 また今回の事件に関し、国土交通部が調査に着手した際、趙被告が大韓航空の役員や社員に虚偽の証言を指示していたことについては、「虚偽の陳述を強要したことはない」と主張。また同社の客室乗務本部の常務と「法的な意味」における共謀と言えるほどの行為をしたことはないと否認した。
(ここまで引用)



posted by 永遠の旅行者 at 00:05 | ソウル ☀ | Comment(0) | 格差と対立の韓国社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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