2015年01月11日
韓国、北朝鮮に対抗し潜水艦部隊を拡大・再編へ SLBM発射可能、自衛隊にらむ増強?

 北朝鮮の潜水艦の脅威に対抗し、韓国軍も潜水艦部隊の大幅充実を図るようです。
 大義名分は「北朝鮮」ですが、本当でしょうか?


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 以下は聯合ニュースの報道です。
 韓国海軍が第9潜水艦戦団を拡大・再編し、2月1日付で潜水艦司令部を創設する。軍関係者が11日、明らかにした。
 第1、2、3艦隊司令部と同等で、これら司令部が水上戦力(艦艇)を中心とするのに対し、潜水艦司令部は水中戦力の総指揮を取ることになる。司令官には海軍少将が就く。
 韓国南東部、慶尚南道の鎮海を拠点とし、12月には新築される司令部に移転する予定だ。

 海軍は209型(1200トン)9隻と214型(1800トン)4隻の計13隻の潜水艦を保有している。2018年までに214型を9隻に増やし、計18隻を運用する計画だ。また、2020年代には垂直発射装置から弾道ミサイルを発射できる3000トンクラスの潜水艦9隻を建造し、順次寿命を迎える209型と交代させる。

 一方、北朝鮮は約70隻の潜水艦・潜水艇を保有し、量的に韓国を大きく上回っている。潜水艦は1800トンクラスが約20隻、325トンクラスが約40隻、潜水艇は130トンクラスが約10隻とされる。また、弾道ミサイルの搭載が可能な推定2500トンクラスの新型潜水艦を建造中とされる。
(ここまで引用)


 この記事中で「北朝鮮が建造中とされる」としている新型潜水艦は、聯合ニュースが11月に報じたニュースの中で「ロシアが1958年に建造し、90年まで運用したゴルフ型潜水艦を輸入して解体、再設計する方法で完成させた」としたものです。

 聯合ニュースによると、ロシアが運用していた水上排水量2820トンのゴルフ型潜水艦は3門の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射管を装備。ゴルフ型に搭載されていたSLBMはR21で、射程距離は1420キロ、弾頭の重量は1180キロ。
 北朝鮮は新型潜水艦に弾道ミサイル発射用の垂直発射管を搭載するため、地上と海上で数十回にわたり、実験を行ったもようだ、そうです。


 一見、韓国軍が潜水艦部隊を強化するもっともな理由があるように聞こえますが、果たしてそうでしょうか?

 北朝鮮の潜水艦の脅威に対抗するには、潜水艦増強よりも対潜哨戒能力強化と対潜攻撃能力強化、さらにSLBMの迎撃対策(これはなかなか難しいでしょうが)などが優先課題でしょう。

 しかも日本海側はともかく、黄海は水深が浅く、大型潜水艦の作戦行動には不向き。
 旧式でも北朝鮮の潜水艦が力を発揮できる理由の1つがここにあります。
 北朝鮮は小回りのきく小型の潜水艇も積極的に運用し、韓国にとって脅威になっています。

 こうして見ると、韓国が潜水艦の大型化で対抗するのは、どこかヘンですよね。

 韓国は2000年代に入り、イージス艦や大型艦を次々に建造。
 海洋進出の意思を強め、「沿岸海軍」から「大洋海軍」への転換を図っています。

 以前からの動きに加え、朴槿恵政権内で「日本が安倍政権下で軍国主義化を急速に強めている」との意識が根強く、メディアが日本脅威論をあおっていることを勘案すると、もしや「北朝鮮対策は建前で、日本の自衛隊に対抗する潜水艦能力強化を狙っているのでは?」と、思わずうがった見方をしてしまいます。


posted by 永遠の旅行者 at 12:51 | ソウル ☀ | Comment(0) | 金正恩の北朝鮮、愛憎渦巻く韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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