2014年12月31日
MBC演技大賞、「やって来た! チャン・ボリ」の敵役の女優イ・ユリが受賞 今年を代表する国民ドラマ
 毎年、大晦日、もしくはその前日に、韓国の地上派テレビキー局3局(KBS、MBC、SBS)は、自社のドラマに出演した俳優を集め、優秀な演技者を表彰する「演技大賞」の授賞式を行い、生放送します。

 日本では大晦日と言えば「紅白歌合戦」ですが、韓国では家族そろって演技大賞授賞式を見るのが年末、年越しのお茶の間の恒例行事といえます。
 もちろん最近は、自社のドラマだけを対象にした内輪主義や、大物俳優、人気俳優に対して気配り的に賞が乱発されることへの批判は強いのですが、ひいきのドラマや俳優目当てについつい見てしまいます。




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 今年後半,最も幅広い人気を得たのはMBCの週末ドラマ「やって来た! チャン・ボリ」です。
 今年の「国民的ドラマ」と称され、最終回の視聴率は40%に迫る勢いでした。
 そして、MBC演技大賞は、このドラマでヒロインを痛めつける悪女「ヨン・ミンジョン」役を演じた女優イ・ユリが受賞しました。

 事前に選考委員会が3人に絞り込んだ候補者の中から、授賞式放映中に視聴者の電話投票で決められ、イ・ユリが投票総数71万2000票のうち38万5000票を獲得しました。


 内容は、韓流ドラマでここ数年の流行である復讐劇と、「渡る世間は鬼ばかり」バリのホームドラマをミックスしたもの。
 「出生の秘密」「記憶喪失」といった韓流お決まりのパターンもてんこ盛りなのですが、イ・ユリの演技が秀逸で、見る者をぐいぐい引き込んでいきます。

 これまでは,「誰もが認める一流女優」というわけではなかったイ・ユリですが、このドラマ一作で国民的なスターに。
 CMやバラエティー番組に出演したり、年末番組の司会者を任されたりと、あちこちで引っ張りだこです。


 既婚者で、ダンナはキリスト教の牧師だそうです。
 受賞の感想を聞かれた際も、最初に神様への感謝の気持ちを表明しました。
 


 ところで、日本が多様なジャンルのアニメが毎日放映されるアニメ大国なら、韓国は言わずと知れた「ドラマ大国」。

 各局ごとに、朝と夜それぞれ月〜金まで連続ドラマ、ゴールデンタイムに1日2本程度のミニシリーズや中長編ドラマが放映され、時にはこれと別枠で単発のスペシャル企画ドラマも。
 さらに数年前に設立されたケーブル専門の総合チャンネル4局と、財閥のCJグループが保有するtvN、普段は映画を放映するOCNなども独自にドラマを制作・放映しています。


 最近はtvNのドラマやバラエティ番組(「未生」「三食ごはん」)が10%近い視聴率を上げ、地上派番組を抜くこともあり、テレビの勢力図に変動の兆しが見えるとは言え、総合的にはまだまだ地上派3局の力は圧倒的です。

 韓流ドラマの強みは、日本より多くのドラマを制作するため、それだけ多くの作家や俳優、スタッフが必要となり、どんどん新しい人材が業界に流入。
 枠が多ければ、それだけ作家や制作陣に実験的なことを試すチャンスも増える、ということでしょう。

 日本では「韓流」が廃れ気味ですが、「ワンパターン」とか悪口を言われながらも韓国ドラマをバカにできない1つの理由がここにあるのではないでしょうか。





posted by 永遠の旅行者 at 23:32 | ソウル | Comment(0) | 結構ハマる韓国ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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