2014年12月11日
韓国で「堂島ロール」の人気続く
 日本の洋菓子メーカー、モンシェール(本社・大阪市)が製造販売している「堂島ロール」が韓国で人気を博しているのをご存じでしょうか。

 モンシェールは昨年8月にソウルの現代百貨店の本店と新世界百貨店の江南店に出店し、瞬く間にベーカリー・デザート部門のテナント売上高で1位と2位を記録しました。(当時の韓国メディア報道による)
 ブームを呼んだ様子が昨年、日本のテレビでも報じられていたようですね。

 で、あれから1年以上経ちましたが、今だに人気は健在なようです。


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 現代百貨店は時折、支店でも期間限定で特設コーナーをつくり、堂島ロールを販売。休日などは長蛇の列が出来ています。

 数日前からまた、私たちの自宅からほど近い支店で特設販売が始まりました。


 韓国では電子大手サムスンの勢いに大きな陰りが見えるのをはじめ、景気減速が加速。見た目はそこそこの経済成長(今年の成長率はプラス3%以上の見込み)であるにもかかわらず、国民の体感する不況感が強まっています。
 当然、デパートの売り上げは振るわず、今年は年末のバーゲンセールを前倒しし、秋口から断続的なバーゲンが行われており、今回の堂島ロール特売も「客寄せイベント」の1つかもしれません。


 モンシェールは在日韓国人の金美花氏が代表を務める会社。
 ただ、在日韓国人の会社と知っている韓国人はほとんどおらず、「日本のスイーツだから」ということでブランド価値がついているのは間違いありません。
 もちろん、大変、おいしいのも事実です。

 
 堂島ロールに限らず、「過去最悪」と形容されるほど日韓関係が悪化する中でも、韓国人の間で日本食はますます浸透している、というのが実感です。
 かつての日本食は「日式」と呼ばれる韓国人経営の高級料理店が主でしたが、2000年以降はB級グルメや焼き鳥屋、居酒屋が急増。日本から進出してきた寿司やカレーのチェーン店やラーメン屋も人気を集めています。


 日本では嫌韓ブームがものすごいことになっていますが、一般の韓国人で、実際に日本全般、もしくは日本人全体に悪感情を持つ人は少ないのが実情ではないでしょうか。

 もちろん、韓国政府は朴槿恵大統領を先頭に激しい反日外交を展開しており、日韓のメディアによる世論調査では「日本を嫌い」と回答する韓国人は70〜80%に達しています。
 慰安婦問題や領土問題で日本に反発を感じる人が多いのも確かです。

 ただ、20年ぐらい前までとは違い、日本大使館前で時折、小規模な反日デモや集会が開かれる以外、目に見えるデモや抗議活動が起こっているわけではありません。
 韓国で反日団体などが時々、日本製品の不買運動を行うことがありますが、一般の韓国人は冷めた目で見ているようです。

 「日本を嫌い」という回答には、日本全般や日本人全体への悪感情ではなく、韓国で「右翼政権」と認識されている安倍政権に対するマイナスイメージが大きいのでしょう。
 実際、「安倍政権は嫌いだけど,日本は好き」という若者にもよく出会います。


 決して,韓国人が「親日」という意味ではありませんし、「日韓友好を名分にした政治的な譲歩や妥協」は長期的にみて好ましくないのは当たり前です。
 私も個人的には最近の韓国の反日ぶりには辟易とすることがあります。

 が、嫌韓ブームの中で、ややもすると日本では韓国と韓国人全体をひとまとめにして嘲笑するような書籍や発言が受けているように感じられます。
 韓国の反日に対するブーメラン現象かもしれませんが、これは一歩間違えると日本の国際社会での品格を傷つけかねません。


 ちょっと話が脱線しました。
 まあ、日本政府が韓国に対し言うべきことはきちんと言う一方で、日本国民としては、もう少し冷静な目(嫌韓ブームや「ヘイトスピーチ」の影響で、外からは熱くなっているように見られます)で隣国を見つめ、感情に流されず、実用的な関係を続けて行けばよいのではないでしょうか。


posted by 永遠の旅行者 at 19:08 | ソウル ☀ | Comment(0) | 日常、グルメ歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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